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国際機関・NPO・独立行政法人の職種

JICAの職員(開発協力の企画と実施)

JICAは、日本のODA(政府開発援助)を実施する独立行政法人です。職員は、途上国の政府と話し合い、道路、病院、学校、水道などを作る支援や、専門家の派遣、留学生の受け入れなどを企画・管理します。

どんな仕事?

JICAの職員は、日本の国際協力を形にする仕事です。まず、途上国の政府から「この地域に橋がほしい」「看護師を育てたい」といった要望を受け、本当に必要な支援か、どの方法がよいかを調べます。協力の方法には、日本の技術や知識を伝える技術協力、低い金利で長期間お金を貸す円借款(有償資金協力)、返済のいらない無償資金協力などがあります。職員は、日本の建設会社やコンサルタント会社、大学、自治体の専門家と組んでプロジェクトを進め、予算と進み具合を管理します。たとえば、日本の協力でできた地下鉄が開業すると、渋滞が減り、多くの人の通勤が楽になります。災害が起きた国には、国際緊急援助隊を送る役割もあります。数年ごとに本部と海外事務所を異動し、海外では現地のスタッフと一緒に働きます。

具体的にやること

  • 途上国政府との協議と要望の調査
  • プロジェクトの計画と予算の審査
  • コンサルタント・専門家との契約と管理
  • 現地での進み具合の確認
  • 円借款の審査と返済の管理
  • JICA海外協力隊の派遣支援
  • 成果の評価と国民への広報

必要な力・知識

開発や国際関係の知識英語などの外国語での交渉力大きな予算を管理する力異文化の中で信頼関係を作る力

この職種のキャリア

入社後は本部の地域部や課題部で、担当国やテーマを持って働きます。数年後に海外事務所に赴任し、現地でプロジェクトの管理を経験します。その後、本部と海外を行き来しながら、課長、海外事務所の所長、部長へと進みます。途中で国際機関に出向したり、大学院で学び直したりする人もいます。

年収の目安

JICAの常勤職員(事務・技術)の平均年間給与は921万4千円(平均45.5歳、令和7年度、時間外手当を除く)で、国家公務員と比べた指数(年齢勘案)は120.7です。海外勤務の職員はこの集計に含まれず、在勤手当などがつきます。

国際機関・NPO・独立行政法人のほかの職種

国際機関の専門職員(プログラム・オフィサー) ›国連やその専門機関で、教育、保健、食料、難民支援、開発などのプロジェクトを計画し、実行し、成果を評価する仕事です。本部だけでなく、途上国の事務所で働くことも多いです。独立行政法人の職員(JETRO・研究機関・政策実施) ›独立行政法人は、国の仕事のうち、専門性が高く、役所とは別の組織で行ったほうがよいものを担う法人です。職員は、貿易の支援、研究、奨学金、年金、病院の運営など、国の政策を実際に動かします。NPO・NGOのプログラムスタッフ ›NPOやNGOで、子ども食堂、学習支援、障害のある人の就労支援、災害支援、環境保護、途上国の教育支援などの活動を企画し、現場で運営する仕事です。ファンドレイザー(資金調達)・広報 ›NPOや国際機関の活動に必要なお金を、個人の寄付、企業の協賛、財団の助成金などで集める仕事です。活動を多くの人に知ってもらう広報と一体で行います。管理部門(財務・人事・コンプライアンス) ›国際機関、独立行政法人、NPOの運営を支える仕事です。集めたお金や国の予算を正しく使い、決められたルールで報告する責任があります。国際協力の専門家・開発コンサルタント ›JICAや国際機関、外国の政府から依頼を受けて、途上国で道路や水道、農業、教育、保健などのプロジェクトを専門家として進める仕事です。開発コンサルティング会社に所属する人が多いです。
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