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しごと図鑑

仕事のことを知るのは、ふつうは就活のときです。でも、なるための道が高校の文理選択や学部選びで決まる仕事もあります。

理系の専門職の仕事 4件(すべての仕事を見る)

気象予報士

テレビのお天気コーナーは、仕事のほんの一部です
難易度★★★★★

気象予報士は、気象庁が出す観測データや予測の計算結果(数値予報)をもとに、天気や気温、雨の量などを予想する国家資格の専門家です。たとえば、コンビニがおでんやアイスをどれだけ仕入れるかを決めるための気温の予想、電力会社が電気をどれだけ作るかを決めるための予想、道路会社が雪の日に融雪剤をまく時間を決めるための予想など、天気予報はさまざまな会社の判断に使われています。気象庁以外の会社などが予報を出すときは、予想を気象予報士が行うことが法律で決まっています。資格を持つ人は12,921人(2026年3月末)いますが、実際に予報の仕事をしている人はその一部です。

平均年収583.3万円
新人 → トップ層300万 → 1,200万円
文理理系

AIエンジニア・機械学習研究者

「賢い仕組み」をデータから育てる、いま最も変化の速い仕事です
難易度★★★★★

AIエンジニアは、たくさんのデータからコンピューターに規則やコツを学ばせる「機械学習」という技術を使って、人の代わりに判断したり、文章や画像を作ったりする仕組みを作る仕事です。たとえば、スマートフォンの写真アプリが顔ごとに写真を分けてくれる機能、動画サイトのおすすめ、翻訳アプリ、チャット形式で質問に答えるAI、自動車の自動ブレーキなどは、すべて機械学習で作られています。新しい手法そのものを考えて論文にする人を機械学習研究者、それを実際の商品やサービスに組み込む人をAIエンジニアと呼ぶことが多いですが、両方をこなす人もたくさんいます。国の職業情報サイトでは、この仕事で働く人には修士課程(大学院の前半2年)や博士課程を出た人が多いとされていて、理系の職業の中でも特に大学院とのつながりが強い仕事です。

平均年収約610万円
新人 → トップ層450万 → 2,500万円
文理理系

宇宙・航空機エンジニア

ロケットも旅客機も、何千人ものエンジニアの分業で空へ飛び立ちます
難易度★★★★★

宇宙・航空機エンジニアは、ロケット、人工衛星、探査機、旅客機、ジェットエンジン、ヘリコプターなど、空や宇宙を飛ぶ乗り物と、その部品を設計・開発する技術者です。たとえば、日本の大型ロケットH3、小惑星から砂を持ち帰った探査機「はやぶさ2」、天気予報に使う気象衛星「ひまわり」、旅客機ボーイング787の主翼やエンジンの部品は、日本のエンジニアが開発や製造に関わっています。一つの機体は数十万〜数百万個の部品からできていて、構造、エンジン、電気、制御、ソフトウェアなど専門の違うエンジニアが分担して作ります。国の職業情報サイトでは、宇宙開発技術者は大学院の修士課程や博士課程で学んでから就職するケースがほとんどとされていて、大学院とのつながりがとても強い仕事です。

平均年収659万円
新人 → トップ層400万 → 2,500万円
文理理系

都市計画・まちづくりの専門家

駅前の広場も、通学路の歩道も、だれかが何年もかけて計画したものです
難易度★★★★★

都市計画・まちづくりの専門家は、まち全体を見わたして、道路、公園、駅前広場、住宅地、商店街などをどこにどう配置するかを考え、何年、何十年先のまちの姿を計画する人です。たとえば、駅前の再開発で古いビルを高層ビルと広場に建てかえる計画、通学路に歩道をつけて安全にする計画、人口が減った地方都市で病院やスーパーを駅の近くに集める計画、大きな地震や津波に備えた避難路の計画などを担当します。働く場所は、市役所や県庁などの役所、国土交通省、まちづくりの調査・計画を請け負う建設コンサルタント、駅前などを開発するデベロッパー、鉄道会社など、さまざまです。土木工学、建築学、都市工学の出身者が多いですが、経済学や社会学など文系の出身者も活躍している、理系と文系の両方にひらかれた仕事です。

平均年収約625万円
新人 → トップ層330万 → 1,500万円
文理両方