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研究開発エンジニアの職種

基礎研究

すぐに製品にはならないけれど、将来の技術の種になる新しい原理や物質を探す研究です。数年から十年以上の長い時間をかけることもあります。

どんな仕事?

基礎研究の担当者は、まだ誰も知らない現象や物質の性質を明らかにする研究をします。たとえば、もっと電気をためられる新しい材料を探すために、何百種類もの組み合わせを作って、性質を一つずつ測ります。最近はコンピューターでのシミュレーションやAIで候補をしぼり込んでから実験することも増えています。研究の前には、世界中の論文を読んで、他の研究者がどこまで明らかにしているかを調べます。成果は社内の報告会で発表し、特許や論文、学会発表にまとめます。大学や国の研究所との共同研究も多く行われます。

具体的にやること

  • 論文・特許の調査
  • 実験の計画
  • 試料の合成・作製
  • 分析装置での測定
  • シミュレーション
  • データの解析
  • 社内報告・学会発表
  • 共同研究先との打ち合わせ

必要な力・知識

専門分野の深い知識実験を計画する力データを読み解く力英語の論文を読む力粘り強さ

この職種のキャリア

入社後は先輩のテーマの一部を担当し、数年で自分のテーマを持つようになります。成果が出ると、テーマリーダーとして若手をまとめます。経験を積むと研究グループの長や研究所の幹部、または専門を極める専門職(フェローなど)に進みます。

年収の目安

令和5年賃金構造基本統計調査の「研究者」の平均年収は約740万円です。年齢別の推計では、30代前半で約625万円、40代前半で約810万円とされています。

研究開発エンジニアのほかの職種

応用研究 ›基礎研究で見つかった技術を、実際の製品やサービスに使えるかどうかを確かめる研究です。性能、コスト、安全性などを検証します。製品開発・設計 ›決まった技術を使って、製品の仕様を決め、設計図を描き、試作品を作って評価します。自動車、家電、半導体、医療機器などあらゆるメーカーにある仕事です。生産技術・プロセス開発 ›開発した製品を、工場で安く、安定して、大量に作るための方法や設備を考える仕事です。化学メーカーでは製造プロセスの開発が重要です。医薬品の研究開発 ›製薬会社で、新しい薬の候補となる化合物を探し、動物や人での試験を経て、国に承認されるまでの研究を行います。ソフトウェア・AIの研究開発 ›AI、画像認識、通信、ロボット制御などのソフトウェア技術を研究し、製品やサービスに組み込みます。たとえば、スマホの顔認証、車の自動ブレーキ、お掃除ロボットが部屋の形を覚える仕組みなどです。IT企業だけでなく、自動車や電機メーカーでも重要性が増しています。知的財産・技術企画 ›研究成果を特許として権利化したり、どの技術に投資するかを考えたりする仕事です。たとえば、他の会社が勝手にまねできないように、新しい電池の作り方を国に登録して守ります。研究経験を生かして、研究と経営をつなぐ役割です。
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