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弁理士の職種

特許事務所の弁理士(特許担当)

特許事務所に勤め、メーカーや大学から依頼された発明を特許として出願します。発明者から話を聞き、発明の内容を「明細書」という長い文書にまとめるのが中心の仕事です。日本の弁理士の多くがこの働き方です。

どんな仕事?

まず、お客さんの会社の技術者と打ち合わせ(発明相談)をして、発明のどこが新しいのか、何がすごいのかを聞き取ります。たとえば、ゲーム機のコントローラーの振動の伝え方を工夫した発明なら、図面や試作品の写真、実験データを見せてもらいながら説明を受けます。次に、同じような発明がすでにないかを特許庁のデータベース(J-PlatPat)や海外の特許データで調べます。そのうえで、権利の範囲を決める「特許請求の範囲(クレーム)」と、発明をくわしく説明する「明細書」、図面を作り、特許庁に電子出願します。出願から数年後に特許庁の審査官から「この発明は前からある技術と似ています」という通知(拒絶理由通知)が届くと、反論の文書(意見書)や、請求の範囲を直す書類(補正書)を作って対応します。使う道具は、パソコンの文書作成ソフト、図面作成ソフト、特許データベース、そして専門分野の論文や技術書です。

具体的にやること

必要な力・知識

専門分野の理系の知識(電気、機械、化学、バイオ、情報など)特許法など知的財産の法律の知識技術を正確な日本語で書く文章力英語の読み書き(海外の特許を読む、外国事務所と連絡する)発明者から話を引き出す聞く力

この職種のキャリア

1〜3年目は先輩弁理士のもとで、明細書の下書きを何度も直されながら書き方を覚えます。資格を取る前から「特許技術者」として働き、仕事をしながら試験に合格する人も多いです。5年目ごろには一人で明細書を仕上げ、審査官とのやりとりも任されます。10年ほどで事務所の幹部(パートナー)になるか、独立して自分の事務所を開く人もいます。

年収の目安

資格を取る前の特許技術者は400万〜600万円ほどが目安です。弁理士登録後は600万〜1,000万円ほどになり、担当件数が多い人や幹部は1,000万円を超えることもあります。明細書1件ごとの成果で給料が決まる事務所もあります。

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