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メーカーの職種

研究職(R&D)

まだ世の中にない新しい材料や技術の種を探す仕事です。数年〜十数年先の製品につながるテーマを、実験とデータ分析でこつこつ進めます。

どんな仕事?

研究職は、まだ製品になっていない新しい材料や技術の「種」を探す仕事です。たとえば、スマホの画面を割れにくくするガラス、電気自動車の電池を長持ちさせる材料、ペットボトルを薄くしても丈夫にする樹脂などは、研究所での何年もの実験から生まれました。毎日の仕事は、仮説を立てて実験の計画をつくり、試料を作って測定し、データをグラフにして考察することのくり返しです。社内の開発部門や大学の先生、ときには海外の研究機関とも一緒に研究します。成果は特許として出願したり、学会で発表したりします。テーマが製品化されるまで10年以上かかることもあり、途中でテーマが打ち切られることもあります。

具体的にやること

  • 実験計画の作成
  • 試料の合成・試作
  • 分析装置での測定
  • データ解析とレポート作成
  • 特許の出願準備
  • 学会・論文発表
  • 大学との共同研究の打ち合わせ

必要な力・知識

専攻分野の深い知識(化学・物理・生物・材料など)仮説を立てて検証する力データ分析・統計英語の論文を読む力失敗してもあきらめない粘り強さ

この職種のキャリア

入社後数年は先輩のテーマを手伝いながら実験の腕を磨きます。5年目前後から自分のテーマを持ち、10年目ごろには数人の研究チームのリーダーになります。その後は研究所の管理職になる道と、専門を極めるフェロー・主席研究員などの道に分かれます。研究成果を製品にするため開発部門に移る人もいます。

年収の目安

大手メーカーでは修士卒の初任給からスタートし、30代で600万〜800万円前後、管理職で1,000万円前後になるのが目安です。博士卒は初任給が高めに設定されている会社が多いです。

メーカーのほかの職種

開発・設計職 ›研究で生まれた技術や、営業がつかんだお客さんの要望を、実際に量産できる製品の形に落とし込む仕事です。CADで図面を引き、試作品をつくってテストし、改良をくり返します。生産技術職 ›設計された製品を「どうやって工場で大量に、安く、同じ品質で作るか」を考える仕事です。たとえば、ペットボトル飲料を1分間に何百本も詰める機械の並べ方を決めるのも生産技術の仕事です。製造ラインの設計、ロボットや設備の導入、作業手順の改善を担当します。品質保証・品質管理職 ›製品が決められた品質や法律の基準を満たしているかを検査・分析し、不良を出さない仕組みをつくる仕事です。お客さんからの不具合の問い合わせに原因を調べて対応するのも大切な役割です。製造(工場オペレーター・技能職) ›工場のラインで実際に製品を作る仕事です。高校卒・高専卒で入社する人も多く、機械の操作、組み立て、検査、設備の保全などを担当します。営業職(法人営業・技術営業) ›自社の製品を取引先に売り込み、長く付き合いながら注文を取り続ける仕事です。BtoBメーカー(たとえば、自動車会社にセンサーを売る部品メーカー)では、お客さんの会社の開発者と一緒に「次の製品にどんな部品が必要か」を考える提案型の営業が中心です。マーケティング・商品企画職 ›どんな人にどんな商品を、いくらで、どう伝えて売るかを考える仕事です。たとえば、新しいポテトチップスの味を決め、パッケージの色やテレビCM、コンビニでのキャンペーンまで計画します。市場調査やデータ分析をもとに新商品のコンセプトを決め、広告やキャンペーンを企画します。調達・購買/生産管理/管理部門 ›部品や原料を世界中の取引先から適切な価格と品質で買う調達(たとえば、スマホに使う数百種類の部品の買い付け)、何をいつどれだけ作るかを計画する生産管理、そして経理・財務・人事・法務・知財などの管理部門です。
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