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通訳・翻訳者の職種

産業翻訳者(ビジネス・技術・医薬・法律など)

会社や役所の仕事で使う文書を翻訳します。翻訳の仕事の大部分をしめる分野で、機械の取扱説明書、薬の臨床試験の書類、契約書、特許の明細書、会社の決算の資料、ITのソフトウェアの画面など、内容はさまざまです。

どんな仕事?

翻訳会社や会社から、訳してほしい文書と締め切りを受け取ります。まず全体を読んで内容をつかみ、分からない専門用語を辞書や専門書、インターネットで調べます。たとえば、医療機器の説明書なら、機器の仕組みや医療の用語を調べ、正しい日本語の用語を確認します。翻訳支援ツール(過去に訳した文と訳語を記憶して、同じ文が出てきたら提案してくれるソフト)を使いながら、一文ずつ訳していきます。最近は、機械翻訳(AIによる翻訳)が出した訳を、人間がチェックして直す「ポストエディット」という仕事も増えています。訳し終わったら、訳し漏れや数字の間違いがないかを見直して納品します。

具体的にやること

必要な力・知識

外国語を正確に読み取る力自然で正確な日本語を書く力医療、法律、IT、金融などの専門知識調べものをする力締め切りを守る自己管理力

この職種のキャリア

翻訳会社の社員やチェッカー(ほかの人の翻訳を確認する役目)として経験を積んだり、会社で専門分野の仕事をしてから翻訳者になったりする人が多いです。翻訳会社のトライアル(採用のための試験の翻訳)に合格して、フリーランスとして登録する道もあります。専門分野で実績を積むと、単価の高い仕事を任されるようになります。

年収の目安

フリーランスは、原文の文字数や単語数あたりの料金で仕事を受けることが多く、専門分野と処理する量で収入が大きく変わります。医薬や特許、金融などの専門分野は単価が高めです。

通訳・翻訳者のほかの職種

会議通訳者(同時通訳・逐次通訳) ›国際会議、首脳会談、企業の会議、記者会見などで、話されたことばをその場で訳します。話し手と同時に訳す「同時通訳」と、話し手が区切るごとに訳す「逐次通訳」があります。通訳の中でも最も高い技術が求められる仕事です。社内通訳者・社内翻訳者 ›外資系企業や海外との取引が多い日本の会社などに社員や派遣社員として勤め、会議の通訳や、社内の文書の翻訳を担当します。通訳と翻訳の両方をこなす「通訳翻訳者」として働く人も多いです。出版・映像翻訳者 ›外国の小説や絵本、ノンフィクションの本を日本語にする出版翻訳者と、映画、ドラマ、アニメの字幕や吹き替えの台本を作る映像翻訳者です。ことばのセンスと表現力がとても大切な分野です。全国通訳案内士(通訳ガイド) ›日本に来た外国人観光客に、外国語で観光地を案内する仕事です。全国通訳案内士は国の資格で、外国語だけでなく、日本の地理、歴史、文化についての深い知識が求められます。医療・司法・コミュニティ通訳者 ›病院、裁判所、警察、役所などで、日本語が十分に話せない外国人のために通訳します。人の命や権利にかかわる場面が多く、正確さと中立さがとても大切な分野です。
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