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通訳・翻訳者の職種

出版・映像翻訳者

外国の小説や絵本、ノンフィクションの本を日本語にする出版翻訳者と、映画、ドラマ、アニメの字幕や吹き替えの台本を作る映像翻訳者です。ことばのセンスと表現力がとても大切な分野です。

どんな仕事?

出版翻訳では、出版社から依頼を受けて、1冊の本を数か月から1年ほどかけて訳します。たとえば、外国の児童書なら、日本の子どもが読みやすく楽しめるように、登場人物の口調やことば遊びの訳し方を何度も考えます。編集者と相談しながら、題名や表現を決めていきます。映像翻訳では、映像を見ながら、せりふを字幕の文字数の目安(1秒に4文字ほどと言われる)に収まるように短くまとめます。吹き替えの台本では、登場人物の口の動きや、せりふの長さに合うように訳します。外国の文化や冗談を、日本の視聴者に伝わるように言いかえるのも腕の見せどころです。

具体的にやること

  • 原作の読み込みと作品の理解
  • 訳文の作成と推敲
  • 字幕の文字数の調整
  • 吹き替え台本の作成
  • 編集者・制作会社との打ち合わせ
  • 文化的な表現の調べもの

必要な力・知識

豊かな日本語の表現力作品の世界観を理解する読解力外国の文化や歴史への知識長い期間ひとつの作品に向き合う根気

この職種のキャリア

翻訳学校で学んだり、リーディング(出版社のために外国の本のあらすじと評価をまとめる仕事)から始めたりして、少しずつ実績を作ります。映像翻訳は、制作会社のトライアルに合格して仕事を受けるようになるのが一般的です。ヒット作を訳すと、名前が知られて指名で仕事が来るようになります。

年収の目安

出版翻訳は、本の値段と売れた部数に応じた印税で受け取ることが多く、売れ行きで収入が大きく変わります。映像翻訳は作品の長さ(分数)ごとの料金が一般的です。

通訳・翻訳者のほかの職種

会議通訳者(同時通訳・逐次通訳) ›国際会議、首脳会談、企業の会議、記者会見などで、話されたことばをその場で訳します。話し手と同時に訳す「同時通訳」と、話し手が区切るごとに訳す「逐次通訳」があります。通訳の中でも最も高い技術が求められる仕事です。社内通訳者・社内翻訳者 ›外資系企業や海外との取引が多い日本の会社などに社員や派遣社員として勤め、会議の通訳や、社内の文書の翻訳を担当します。通訳と翻訳の両方をこなす「通訳翻訳者」として働く人も多いです。産業翻訳者(ビジネス・技術・医薬・法律など) ›会社や役所の仕事で使う文書を翻訳します。翻訳の仕事の大部分をしめる分野で、機械の取扱説明書、薬の臨床試験の書類、契約書、特許の明細書、会社の決算の資料、ITのソフトウェアの画面など、内容はさまざまです。全国通訳案内士(通訳ガイド) ›日本に来た外国人観光客に、外国語で観光地を案内する仕事です。全国通訳案内士は国の資格で、外国語だけでなく、日本の地理、歴史、文化についての深い知識が求められます。医療・司法・コミュニティ通訳者 ›病院、裁判所、警察、役所などで、日本語が十分に話せない外国人のために通訳します。人の命や権利にかかわる場面が多く、正確さと中立さがとても大切な分野です。
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