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通訳・翻訳者の職種

医療・司法・コミュニティ通訳者

病院、裁判所、警察、役所などで、日本語が十分に話せない外国人のために通訳します。人の命や権利にかかわる場面が多く、正確さと中立さがとても大切な分野です。

どんな仕事?

病院では、医師と患者のあいだに入り、症状の聞き取り、検査の説明、治療の方針、薬の飲み方などを通訳します。たとえば、ポルトガル語を話す患者が手術を受けるとき、手術の危険性について医師がていねいに説明する内容を、正確に伝えます。裁判所では、法廷通訳人として、裁判官や検察官、弁護士の質問と、被告人や証人の答えを、一語も変えずに訳します。役所や学校では、子どもの入学の手続きや、保護者と先生の面談の通訳をすることもあります。どの場面でも、どちらの味方にもならず、話されたことをそのまま伝えることが求められます。

具体的にやること

  • 医師と患者のあいだの通訳
  • 法廷での通訳
  • 警察の取り調べの通訳
  • 役所の窓口や学校の面談の通訳
  • 専門用語の事前の勉強
  • 電話やビデオでの遠隔通訳

必要な力・知識

医療や法律の専門用語の知識中立を守る職業倫理相手の気持ちに配慮しながら正確に訳す力英語以外の言語(中国語、ベトナム語、ポルトガル語、ネパール語など)の力

この職種のキャリア

自治体の国際交流協会のボランティアや研修から始める人もいます。医療通訳の講座を受けたり、裁判所の法廷通訳人の候補者として名簿に登録したりして、経験を積みます。病院に専任の医療通訳者として雇われる人もいます。

年収の目安

1回ごとや1時間ごとの報酬で働くことが多く、ほかの通訳や翻訳の仕事と組み合わせて収入を作る人が多いです。

通訳・翻訳者のほかの職種

会議通訳者(同時通訳・逐次通訳) ›国際会議、首脳会談、企業の会議、記者会見などで、話されたことばをその場で訳します。話し手と同時に訳す「同時通訳」と、話し手が区切るごとに訳す「逐次通訳」があります。通訳の中でも最も高い技術が求められる仕事です。社内通訳者・社内翻訳者 ›外資系企業や海外との取引が多い日本の会社などに社員や派遣社員として勤め、会議の通訳や、社内の文書の翻訳を担当します。通訳と翻訳の両方をこなす「通訳翻訳者」として働く人も多いです。産業翻訳者(ビジネス・技術・医薬・法律など) ›会社や役所の仕事で使う文書を翻訳します。翻訳の仕事の大部分をしめる分野で、機械の取扱説明書、薬の臨床試験の書類、契約書、特許の明細書、会社の決算の資料、ITのソフトウェアの画面など、内容はさまざまです。出版・映像翻訳者 ›外国の小説や絵本、ノンフィクションの本を日本語にする出版翻訳者と、映画、ドラマ、アニメの字幕や吹き替えの台本を作る映像翻訳者です。ことばのセンスと表現力がとても大切な分野です。全国通訳案内士(通訳ガイド) ›日本に来た外国人観光客に、外国語で観光地を案内する仕事です。全国通訳案内士は国の資格で、外国語だけでなく、日本の地理、歴史、文化についての深い知識が求められます。
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