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弁護士の職種

知的財産(知財)の弁護士

特許、著作権、商標などの「アイデアやブランドの権利」をあつかいます。アニメやゲームのキャラクターの無断使用、似たような商品名の争い、技術の特許をめぐる裁判などを担当します。

どんな仕事?

知財の弁護士は、特許、商標、著作権などをめぐる相談を受けます。たとえば、自分の会社の人気キャラクターのグッズが無断で作られて売られていたら、売るのをやめさせる手紙を送り、裁判を起こします。逆に、新しい商品を出す前に、ほかの会社の特許を侵害していないかを調べることもあります。特許の争いでは、技術の内容を正確に理解する必要があり、弁理士やエンジニアと一緒に資料を読み込みます。アニメ・ゲーム・音楽などのエンタメ業界の契約を専門にする弁護士もいます。

具体的にやること

  • 特許や商標の侵害の調査
  • 権利を侵害している相手への警告
  • 知財の裁判の対応
  • ライセンス契約(使用許可の契約)の作成
  • エンタメ作品の契約チェック

必要な力・知識

知的財産法の知識技術の内容を理解する力(理系の知識)英語業界の慣習への理解

この職種のキャリア

知財に強い法律事務所や大手事務所の知財チームで経験を積みます。理系の大学を出てから弁護士になった人が活躍しやすく、経験を重ねると業界で名前の知られた専門家になれます。

年収の目安

企業法務の一分野なので、大手や知財専門の事務所では企業法務と同じくらいの年収になることが多いです。

弁護士のほかの職種

一般民事・家事の弁護士(街の弁護士) ›個人のお客さんから、離婚、相続、借金、交通事故、近所トラブル、労働問題などの相談を受けます。駅前の小さな法律事務所で働く弁護士の多くがこのタイプです。刑事弁護人 ›犯罪をしたと疑われて逮捕された人(被疑者)や、裁判にかけられた人(被告人)の味方として弁護します。警察署で本人と面会(接見)し、言い分を聞き、不当なあつかいがないかを確かめます。企業法務の弁護士 ›会社をお客さんにして、契約書のチェック、新しいビジネスが法律に違反しないかの確認、株主総会の準備、会社どうしのトラブルの対応などを行います。たとえば、コンビニチェーンがお弁当の工場と結ぶ取引の契約書を読み、不利な条件がないかを確かめたり、アプリの利用規約を作ったりする仕事です。東京の大きな法律事務所に多い働き方です。M&A・ファイナンス・国際案件の弁護士 ›会社の買収や合併(M&A)、大きなお金を集める取引(ファイナンス)、海外企業との契約などを担当します。たとえば、日本の飲料メーカーが海外のビール会社を何千億円で買うときや、鉄道会社が新しい駅ビルを建てるために銀行から大きなお金を借りるときに、契約の中身を作ります。英語の契約書を読み書きすることも多く、四大・五大と呼ばれる大手事務所の看板分野です。企業内弁護士(インハウスローヤー) ›法律事務所ではなく、メーカーや金融機関、IT企業などの会社に社員として入り、その会社の法務部で働く弁護士です。2001年には66人しかいませんでしたが、2025年には3,596人と、弁護士全体の7.6%まで増えました。公共・行政で働く弁護士 ›国の役所や地方自治体、国際機関などで働く弁護士です。役所の任期付き職員として法律づくりや条例のチェックを担当したり、児童相談所で子どもを守るための法的な手続きを担ったりします。
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