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弁護士の職種

公共・行政で働く弁護士

国の役所や地方自治体、国際機関などで働く弁護士です。役所の任期付き職員として法律づくりや条例のチェックを担当したり、児童相談所で子どもを守るための法的な手続きを担ったりします。

どんな仕事?

公共の分野で働く弁護士は、国の役所や地方自治体に任期付きの職員として入り、法律の専門家として働きます。たとえば、市役所で新しい条例(その市だけのルール)を作るときに、ほかの法律とぶつからないかをチェックしたり、市が訴えられたときの対応をしたりします。児童相談所では、虐待を受けている子どもを守るために、家庭裁判所に出す申し立ての書類を作ります。法テラスのスタッフ弁護士は、弁護士が少ない地方の事務所に赴任し、お金に困っている人の相談を受けます。

具体的にやること

  • 条例や規則の作成・チェック
  • 役所が関わる裁判の対応
  • 児童相談所での法的な手続き
  • 法テラスでの法律相談
  • 住民からの相談への対応

必要な力・知識

行政法・憲法の知識公務員や住民と協力する力社会の課題への関心中立で公平な姿勢

この職種のキャリア

法律事務所で経験を積んだあと、2〜3年程度の任期で役所に入る人が多いです。任期が終わったら法律事務所に戻り、そこで得た行政の知識を生かして自治体の顧問などを務める人もいます。

年収の目安

任期付き公務員の給料は、経験年数などに応じて決まります。法律事務所の高い年収と比べると低めになることもありますが、社会の仕組みに関われる経験が魅力です。

弁護士のほかの職種

一般民事・家事の弁護士(街の弁護士) ›個人のお客さんから、離婚、相続、借金、交通事故、近所トラブル、労働問題などの相談を受けます。駅前の小さな法律事務所で働く弁護士の多くがこのタイプです。刑事弁護人 ›犯罪をしたと疑われて逮捕された人(被疑者)や、裁判にかけられた人(被告人)の味方として弁護します。警察署で本人と面会(接見)し、言い分を聞き、不当なあつかいがないかを確かめます。企業法務の弁護士 ›会社をお客さんにして、契約書のチェック、新しいビジネスが法律に違反しないかの確認、株主総会の準備、会社どうしのトラブルの対応などを行います。たとえば、コンビニチェーンがお弁当の工場と結ぶ取引の契約書を読み、不利な条件がないかを確かめたり、アプリの利用規約を作ったりする仕事です。東京の大きな法律事務所に多い働き方です。M&A・ファイナンス・国際案件の弁護士 ›会社の買収や合併(M&A)、大きなお金を集める取引(ファイナンス)、海外企業との契約などを担当します。たとえば、日本の飲料メーカーが海外のビール会社を何千億円で買うときや、鉄道会社が新しい駅ビルを建てるために銀行から大きなお金を借りるときに、契約の中身を作ります。英語の契約書を読み書きすることも多く、四大・五大と呼ばれる大手事務所の看板分野です。企業内弁護士(インハウスローヤー) ›法律事務所ではなく、メーカーや金融機関、IT企業などの会社に社員として入り、その会社の法務部で働く弁護士です。2001年には66人しかいませんでしたが、2025年には3,596人と、弁護士全体の7.6%まで増えました。知的財産(知財)の弁護士 ›特許、著作権、商標などの「アイデアやブランドの権利」をあつかいます。アニメやゲームのキャラクターの無断使用、似たような商品名の争い、技術の特許をめぐる裁判などを担当します。
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