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研究・開発の担当

基礎研究

すぐには商品にならないけれど、10年後、20年後の商品の種になる新しい原理や物質を探す研究です。会社の中央研究所などで、大学の研究者に近い働き方をします。

どんな仕事?

基礎研究の担当者は、まだ誰も知らない現象や物質の性質を調べます。たとえば、今のスマホの電池より何倍も電気をためられる材料を探すために、何百通りもの組み合わせで試料を作り、電子顕微鏡やX線の分析装置で一つずつ性質を測ります。実験の前には、世界中の論文や特許を英語で読み、他の研究者がどこまで明らかにしているかを確かめます。最近は、コンピューターでのシミュレーションやAIで有望な候補をしぼってから実験する進め方も増えています。成果は社内の報告会で発表し、特許の出願や学会発表、論文にまとめます。大学や国の研究所と一緒に進める共同研究も多いです。

具体的にやること

  • 論文・特許の調査
  • 研究テーマの提案書づくり
  • 試料の合成・作製
  • 分析装置での測定
  • シミュレーション・データ解析
  • 社内報告会での発表
  • 特許の出願準備
  • 大学との共同研究の打ち合わせ

必要な力・知識

専門分野の深い知識(化学・物理・生物など)仮説を立てて実験を組み立てる力英語の論文を読み書きする力失敗しても続ける粘り強さデータを正しく読み解く統計の力

この担当のキャリア

入社後の数年は先輩のテーマの一部を担当し、実験の進め方や社内での報告のしかたを覚えます。5年前後で自分のテーマを持つようになり、成果が出るとテーマリーダーとして後輩をまとめます。その後は研究グループの長や研究所長へ進む道と、管理職にならず専門を極める専門職(フェロー、主席研究員など)の道に分かれる会社が多いです。働きながら博士号を取る人もいます。

年収の目安

令和5年賃金構造基本統計調査の「研究者」の平均年収は約740万円です。大手メーカーの中央研究所は会社全体の給料体系に沿うため、40代で800万〜1,000万円前後になる会社もあります。

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