ミライ図鑑ログイン
財務の担当

銀行との交渉・借入

銀行からお金を借りる交渉や、銀行との日ごろのお付き合いを担当します。どの銀行から、いくらを、どんな金利と期間で借りるかを決めます。

どんな仕事?

会社が大きなお金を必要とするとき、まず頼るのが銀行です。たとえば、スーパーのチェーンが新しいお店を10店舗出すのに50億円が必要なら、財務の担当者は付き合いのある複数の銀行に相談し、どの銀行がいちばんよい条件で貸してくれるかを比べます。条件には、金利(借りたお金にかかる利息の割合)、返す期間、担保(返せなかったときに差し出すもの)の有無などがあります。銀行は会社の決算書や事業計画を細かく調べて貸すかどうかを判断するので、財務の担当者は会社の状況をわかりやすく説明する資料を作ります。大きな金額では、複数の銀行が一緒に貸すシンジケートローンという方法も使われます。日本では日銀の金融政策の変更で金利が動くことがあり、金利が上がると利息の負担が増えるため、固定金利と変動金利のどちらにするかといった判断も大切です。

具体的にやること

  • 借入の条件の比較と交渉
  • 銀行に出す説明資料の作成
  • 決算の報告と事業計画の説明
  • 借入契約の手続き
  • 借入金の返済予定の管理
  • 金利の動きのチェック
  • メインバンクとの定期的な面談

必要な力・知識

金融と金利のしくみの知識会社の状況を説明するプレゼン力銀行と交渉する力契約書を読む力長い付き合いで信頼を築く誠実さ

この担当のキャリア

最初は先輩の銀行との面談に同席し、資料作りや手続きを担当します。経験を積むと自分で銀行の担当者と交渉し、借入の条件をまとめるようになります。銀行から事業会社の財務部に転職する人も多く、銀行側の考え方がわかることは大きな強みになります。

年収の目安

借入や銀行との交渉を担当する人は、30代で550万〜750万円ほどが目安です。財務課長になると800万円以上の会社もあります。

財務のほかの担当

資金繰り・資金管理 ›会社のお金が足りなくならないように、入ってくるお金と出ていくお金を予測して管理する担当です。どれだけもうかっている会社でも、手元のお金が尽きると倒産してしまうので、財務のいちばん基本の仕事です。資金調達(社債・株式) ›銀行から借りる以外の方法で、大きなお金を集める担当です。社債を発行して投資家からお金を借りたり、新しく株を発行してお金を集めたりします。IR(投資家向け広報) ›株主や投資家に、会社の成績や将来の計画を説明する担当です。株価にも影響する、会社の「顔」となる仕事です。M&A・投資 ›ほかの会社を買ったり、事業を売ったりするM&Aや、新しい工場や事業への投資を検討する担当です。会社の形を大きく変える、ダイナミックな仕事です。財務戦略・資本政策 ›会社の借金と自己資本のバランス、配当や自社株買いなど株主へのお金の返し方を考える担当です。会社のお金の使い方の大きな方針を決めます。為替・リスク管理 ›海外との取引で生じる為替の変動や、金利の変動から会社を守る担当です。輸出入の多い会社では、為替が1円動くだけで利益が大きく変わります。FP&A・事業計画 ›事業の計画や予算、業績の見通しを作り、経営陣の判断を数字で支える担当です。経理や経営企画と重なる部分も多い仕事です。
← 財務にもどる