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財務の担当

為替・リスク管理

海外との取引で生じる為替の変動や、金利の変動から会社を守る担当です。輸出入の多い会社では、為替が1円動くだけで利益が大きく変わります。

どんな仕事?

海外と取引する会社にとって、為替レートの変動は大きなリスクです。たとえば、日本の自動車メーカーがアメリカで車を1万ドルで売る場合、1ドル150円なら150万円ですが、1ドル140円になると140万円になり、同じ台数を売っても円で見た売上が減ります。財務の担当者は、為替予約という方法で、将来のある日に決まったレートでドルを円に替える約束を銀行と結び、為替の変動による損失を小さくします(ヘッジ)。変動金利で借りているお金が多い会社では、金利が上がると利息が増えるので、金利を固定する取引(スワップ)を使うこともあります。原材料の価格の変動に備えたり、取引先が倒産したときに代金を回収できなくなるリスクを管理したりするのも、財務のリスク管理の仕事です。

具体的にやること

必要な力・知識

為替・金利・デリバティブの知識国際経済のニュースを読む力リスクを数字で考える力銀行との取引の知識冷静に判断する力

この担当のキャリア

為替やリスク管理は、輸出入の多いメーカーや商社で特に重要な仕事です。最初は為替予約の手続きや残高の管理から始め、やがて会社全体の為替の方針を考える立場になります。海外の財務拠点に駐在して、地域全体のお金を管理する人もいます。

年収の目安

為替やリスク管理の担当は、30代で600万〜850万円ほどが目安です。商社や大手メーカーでは会社の給与水準に沿って高めになります。

財務のほかの担当

資金繰り・資金管理 ›会社のお金が足りなくならないように、入ってくるお金と出ていくお金を予測して管理する担当です。どれだけもうかっている会社でも、手元のお金が尽きると倒産してしまうので、財務のいちばん基本の仕事です。銀行との交渉・借入 ›銀行からお金を借りる交渉や、銀行との日ごろのお付き合いを担当します。どの銀行から、いくらを、どんな金利と期間で借りるかを決めます。資金調達(社債・株式) ›銀行から借りる以外の方法で、大きなお金を集める担当です。社債を発行して投資家からお金を借りたり、新しく株を発行してお金を集めたりします。IR(投資家向け広報) ›株主や投資家に、会社の成績や将来の計画を説明する担当です。株価にも影響する、会社の「顔」となる仕事です。M&A・投資 ›ほかの会社を買ったり、事業を売ったりするM&Aや、新しい工場や事業への投資を検討する担当です。会社の形を大きく変える、ダイナミックな仕事です。財務戦略・資本政策 ›会社の借金と自己資本のバランス、配当や自社株買いなど株主へのお金の返し方を考える担当です。会社のお金の使い方の大きな方針を決めます。FP&A・事業計画 ›事業の計画や予算、業績の見通しを作り、経営陣の判断を数字で支える担当です。経理や経営企画と重なる部分も多い仕事です。
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