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財務の担当

M&A・投資

ほかの会社を買ったり、事業を売ったりするM&Aや、新しい工場や事業への投資を検討する担当です。会社の形を大きく変える、ダイナミックな仕事です。

どんな仕事?

M&A(エムアンドエー)は、会社どうしの合併や買収のことです。たとえば、日本の食品メーカーがアメリカの人気のお菓子の会社を買って海外での売上を一気に増やす、といったことがM&Aです。財務の担当者は、買う候補の会社を調べ、その会社の価値がいくらなのかを計算します(企業価値評価)。買う前には、弁護士や会計士と一緒に、その会社に隠れた借金や問題がないかを細かく調べるデューデリジェンスを行います。価格や条件が決まったら契約を結び、買ったあとはその会社をグループにうまくなじませる仕事(PMI)も続きます。M&Aは年々増えており、2025年に日本企業が関わったM&Aは5,115件で、2年連続で過去最多となりました(レコフデータ調べ)。また、新しい工場を建てる、新しい事業を始めるといった大きな投資では、何年で元が取れるかを計算して、経営陣が判断できるようにします。

具体的にやること

必要な力・知識

会計・財務・企業価値評価の知識Excelでの財務モデルの作成交渉力法律や税金の基礎知識秘密を守る口の堅さ

この担当のキャリア

M&Aや投資の担当は、財務や経営企画で経験を積んだ人が任されることが多いです。最初は資料の調査やデータの整理から始め、やがて案件のリーダーとして交渉を担当します。投資銀行やコンサルティング会社から事業会社のM&A担当に転職する人や、反対に事業会社から投資ファンドに移る人もいます。

年収の目安

M&A担当は財務の中でも年収が高めで、30代で700万〜1,000万円ほどが目安の会社もあります。投資銀行や投資ファンドではさらに高い年収になることがあります。

財務のほかの担当

資金繰り・資金管理 ›会社のお金が足りなくならないように、入ってくるお金と出ていくお金を予測して管理する担当です。どれだけもうかっている会社でも、手元のお金が尽きると倒産してしまうので、財務のいちばん基本の仕事です。銀行との交渉・借入 ›銀行からお金を借りる交渉や、銀行との日ごろのお付き合いを担当します。どの銀行から、いくらを、どんな金利と期間で借りるかを決めます。資金調達(社債・株式) ›銀行から借りる以外の方法で、大きなお金を集める担当です。社債を発行して投資家からお金を借りたり、新しく株を発行してお金を集めたりします。IR(投資家向け広報) ›株主や投資家に、会社の成績や将来の計画を説明する担当です。株価にも影響する、会社の「顔」となる仕事です。財務戦略・資本政策 ›会社の借金と自己資本のバランス、配当や自社株買いなど株主へのお金の返し方を考える担当です。会社のお金の使い方の大きな方針を決めます。為替・リスク管理 ›海外との取引で生じる為替の変動や、金利の変動から会社を守る担当です。輸出入の多い会社では、為替が1円動くだけで利益が大きく変わります。FP&A・事業計画 ›事業の計画や予算、業績の見通しを作り、経営陣の判断を数字で支える担当です。経理や経営企画と重なる部分も多い仕事です。
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