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不動産・建設の職種

用地取得・開発企画(デベロッパー)

ビルやマンション、商業施設を建てるための土地を探し、持ち主と交渉して買い取り、「ここに何を建てれば街が良くなり、利益も出るか」を考える仕事です。デベロッパーの仕事の出発点です。

どんな仕事?

候補になる土地の情報を、仲介会社や信託銀行、地元の人などから集めます。現地を歩いて駅からの距離、周りの人通り、学校や病院の場所を確かめます。都市計画法などの決まりで、その土地にどのくらいの高さ・広さの建物が建てられるかを調べます。そのうえで、たとえば「下の階はスーパーとカフェ、上の階は住宅」のように建物のプランを考え、建築費や家賃、売る値段から利益を試算します。地主さんや行政(市役所や区役所)と何度も話し合い、合意ができたら土地を買う契約を結びます。再開発の場合は、計画から完成まで10年以上かかることも珍しくありません。

具体的にやること

  • 土地情報の収集と現地調査
  • 法律で建てられる建物の大きさの確認
  • 事業計画(収支)の試算
  • 地主との交渉
  • 行政との協議
  • 社内の投資会議の資料作成
  • 土地の売買契約

必要な力・知識

人の気持ちをくみ取る交渉力エクセルでの収支計算都市計画法・建築基準法の基礎知識長い時間をかけてもあきらめない粘り強さ街の将来を想像する力

この職種のキャリア

1〜3年目は先輩について土地の調査や資料作りを担当します。4〜7年目で小さめのマンション用地などを一人で担当し、10年目前後からは大規模な再開発のチームの中心になります。管理職になると、どの街にどれだけ投資するかという会社全体の判断にかかわります。

年収の目安

大手デベロッパーでは20代のうちに年収1,000万円に届くことも多いと言われ、会社全体の平均は三井不動産で1,756万円(2025年3月期)です。中堅デベロッパーやマンション専業の会社では水準が下がります。

不動産・建設のほかの職種

ビル・商業施設の運営(アセットマネジメント・リーシング) ›完成したオフィスビルやショッピングモールに入ってくれる会社やお店を探し(リーシング)、建物の価値と家賃収入を長く高く保つ仕事です。デベロッパーや不動産賃貸会社の利益の柱を支えます。施工管理(ゼネコン) ›ビルやマンション、橋、トンネルなどの工事現場で、工事が「予定どおり(工程)」「設計どおりの品質で」「安全に」「予算内で」進むように管理する仕事です。ゼネコンの技術系社員の多くが、この仕事からキャリアを始めます。設計・技術開発(ゼネコン・設計事務所) ›建物の形や構造、電気・空調などの設備を図面にする仕事と、地震に強い構造や新しい工法を研究する仕事です。一級建築士などの資格を持つ人が中心です。不動産仲介(売買・賃貸) ›家や土地、マンションを「売りたい人」と「買いたい人」、部屋を「貸したい人」と「借りたい人」の間に立ち、取引をまとめる仕事です。成立した取引の手数料が会社の収入になります。不動産賃貸・ビル経営(不動産賃貸会社) ›自社でオフィスビル、商業施設、マンションなどを持ち、それを貸して家賃で稼ぐ会社で、どのビルを買い、どう価値を上げ、いつ売るかを判断する仕事です。少ない社員で大きな資産を動かすのが特徴です。不動産管理・プロパティマネジメント ›マンションやビルを、住む人・働く人が快適に使えるように、清掃、点検、修繕、住民の相談対応などを行う仕事です。建物の「お医者さん」のような存在です。企画・管理部門(経営企画・財務・法務) ›会社全体の戦略や、巨額の資金の調達、契約や法律のチェックを担う部門です。不動産は一つの取引の金額が非常に大きいため、財務や法務の役割が特に重要です。
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