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農業・水産・食料の職種

研究・品種開発・技術職

新しい品種、病気に強い作物、魚の養殖技術、食品の新しい加工法などを研究する仕事です。国や県の研究機関、種苗会社、食品メーカー、農薬や肥料の会社で働きます。

どんな仕事?

研究・品種開発の仕事は、食べ物の「もと」を良くする仕事です。種苗会社の研究者は、何千もの株をかけ合わせて育て、味、形、育てやすさ、病気への強さなどを比べながら、10年近くかけて一つの新品種を作り出します。たとえば、ブロッコリーやトマトの種は、日本の種苗会社が開発したものが世界中の畑で使われています。食品メーカーの研究者は、冷凍してもおいしいご飯やパン、栄養を強化した食品などを開発します。水産の研究では、魚の卵から成魚まで人の手で育てる完全養殖の技術や、えさの改良などに取り組みます。国の研究機関である農研機構や、各都道府県の農業試験場では、地域に合った品種や栽培方法を研究し、農家に広めます。

具体的にやること

  • 品種のかけ合わせと選抜
  • 畑やハウスでの栽培試験
  • DNAや成分の分析
  • 食品の試作と味の評価
  • 論文・特許・品種登録の手続き
  • 農家や営業部門への技術説明

必要な力・知識

生物・化学・農学の専門知識長期間の試験を続ける粘り強さデータ分析と統計英語の論文を読む力

この職種のキャリア

大学院を出て研究所に入り、先輩の研究テーマを手伝うところから始めます。5年目前後で自分のテーマを持ち、10年目ごろにはチームのリーダーになります。成果が品種や製品として世に出ると評価が高まり、研究所長や研究部門の管理職、あるいは専門を極める主任研究員の道に進みます。

年収の目安

種苗会社や食品メーカーの研究職は、会社の平均年収(大手で700万〜900万円前後)に近い水準が目安です。国や県の研究機関は公務員や独立行政法人の給与体系に沿って決まります。

農業・水産・食料のほかの職種

生産者(農業法人の社員・独立就農) ›田んぼや畑、ハウス、牧場で作物や家畜を育てる仕事です。最近は家族経営だけでなく、会社として農業をする農業法人に社員として就職する人が増えています。JA(農協)の職員 ›JAは農家が集まって作った協同組合で、農家の作物を集めて売る、肥料や農薬をまとめて仕入れる、お金を預かる・貸す、保険を扱うなど、農家の暮らしと仕事を幅広く支えています。食品メーカーの生産・品質管理 ›冷凍食品、小麦粉、調味料、缶詰、ジュースなどを工場で安全に大量に作る仕事です。原料の受け入れから製造、検査、出荷までを管理します。営業・バイヤー(卸・市場・商社) ›農家や漁師、食品メーカーがつくった食べ物を、スーパー、外食チェーン、コンビニなどに売る仕事です。逆に、店側の立場で全国から食材を仕入れるバイヤーの仕事もあります。農業機械・資材・スマート農業の開発と営業 ›トラクター、田植え機、コンバイン、ドローン、肥料、農薬、ハウスの設備などを作り、農家に売る仕事です。人手不足を補うスマート農業の技術開発も進んでいます。漁業・養殖業の担い手と水産会社 ›海や川で魚をとる漁業、いけすで魚や貝を育てる養殖業、とった魚を加工して売る水産会社で働く仕事です。
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