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医師の職種

大学病院の医師・研究医

大学の医学部に所属し、患者さんの診療に加えて、研究と学生の教育も行う医師です。新しい治療法や薬の開発につながる研究をしています。

どんな仕事?

大学病院の医師は、診療・研究・教育の3つを同時に担当します。診療では、ほかの病院では治療が難しい重い病気や珍しい病気の患者さんを診ます。研究では、たとえば「ある薬ががんの再発を減らすか」を何百人もの患者さんのデータで調べたり、実験室で細胞やマウスを使って病気の仕組みを調べたりします。成果は論文にまとめて国際的な医学雑誌に投稿し、学会で発表します。教育では、医学生の講義や実習、研修医の指導を担当します。

具体的にやること

  • 高度な医療を必要とする患者さんの診療
  • 臨床研究・基礎研究の計画と実施
  • 論文の執筆と学会発表
  • 研究費の申請
  • 医学生への講義と実習の指導
  • 研修医・専攻医の教育

必要な力・知識

専門分野の深い知識研究を計画し、データを分析する力英語で論文を読み書きする力後輩を育てる力

この職種のキャリア

専攻医のあとで大学院に入り、4年ほどで医学博士の学位をとる人が多いです。海外留学を経て、助教、講師、准教授、教授と昇進していきます。教授になるには、診療・研究・教育のすべてで実績が必要です。

年収の目安

大学病院の給料は民間病院より低めといわれ、外部の病院でのアルバイトで収入を補うことが一般的です。教授などの役職につくと給料は上がります。

医師のほかの職種

勤務医(病院で働く医師) ›大学病院や地域の総合病院などに勤める医師で、医師の中で最も多い働き方です。2024年末で医療施設で働く医師のうち、病院で働く人は約21万9千人いました。外来の診察、入院患者さんの治療、手術、当直などを担当します。開業医(クリニックの院長) ›自分で診療所(クリニック)を開いて、院長として患者さんを診る医師です。2024年末で診療所で働く医師は約11万2千人です。地域のかかりつけ医として、風邪から生活習慣病まで幅広く診ます。病理医・放射線科医など「縁の下」の医師 ›病理医は、手術でとった組織や細胞を顕微鏡で見て、がんかどうかなどを最終的に診断します。放射線科医は、CTやMRIの画像を読んで病気を見つけます。患者さんと直接話す機会は少なくても、正しい治療のために欠かせない医師です。産業医 ›会社と契約し、そこで働く人の健康を守る医師です。法律で、働く人が50人以上いる職場では産業医を選ぶことが義務づけられています。医系技官(行政の医師) ›厚生労働省などの国の役所や、保健所で働く医師です。感染症の対策、医療制度の設計、薬の承認のルールづくりなど、社会全体の健康を守る仕事をします。たとえば、インフルエンザの予防接種を何歳の人に公費で行うか、救急車を呼んだときにどの病院が受け入れるかといった仕組みづくりにかかわります。製薬会社・医療ベンチャーの医師 ›製薬会社で新しい薬の臨床試験(治験。たとえば、新しい花粉症の薬が本当に効くのか、副作用はないのかを、協力してくれる患者さんに使って確かめる試験)を計画・管理したり、医療ベンチャー企業でアプリやAIの開発に医師として関わったりする働き方です。
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