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医師の職種

製薬会社・医療ベンチャーの医師

製薬会社で新しい薬の臨床試験(治験。たとえば、新しい花粉症の薬が本当に効くのか、副作用はないのかを、協力してくれる患者さんに使って確かめる試験)を計画・管理したり、医療ベンチャー企業でアプリやAIの開発に医師として関わったりする働き方です。

どんな仕事?

製薬会社のメディカルドクターは、新しい薬の治験を計画し、安全に進められているかを確認し、副作用の報告を医学的に評価します。たとえば、ある新薬を飲んだ患者さんに肝臓の数値の悪化が見られたとき、それが薬のせいなのかを判断します。医師に向けて薬の正しい使い方を説明する資料を作ることもあります。医療ベンチャーでは、たとえばスマホで受けられるオンライン診療のアプリや、AIでレントゲン画像から病気を見つける仕組みを、エンジニアと一緒に開発します。

具体的にやること

  • 治験の計画と管理
  • 副作用情報の医学的な評価
  • 医師向けの学術資料の作成
  • 国への承認申請の資料づくり
  • 医療アプリやAIの開発への協力

必要な力・知識

臨床の経験と知識英語(海外の本社や論文とのやりとり)ビジネスへの理解データを読み解く力

この職種のキャリア

病院で数年以上臨床経験を積んでから転職する人が多いです。製薬会社では、メディカル部門のマネージャーや責任者に昇進していきます。医療ベンチャーを自分で立ち上げる医師もいます。

年収の目安

会社の給料体系によりますが、外資系の製薬会社などでは高めの年収になることもあるといわれます。当直がないことが特徴です。

医師のほかの職種

勤務医(病院で働く医師) ›大学病院や地域の総合病院などに勤める医師で、医師の中で最も多い働き方です。2024年末で医療施設で働く医師のうち、病院で働く人は約21万9千人いました。外来の診察、入院患者さんの治療、手術、当直などを担当します。開業医(クリニックの院長) ›自分で診療所(クリニック)を開いて、院長として患者さんを診る医師です。2024年末で診療所で働く医師は約11万2千人です。地域のかかりつけ医として、風邪から生活習慣病まで幅広く診ます。大学病院の医師・研究医 ›大学の医学部に所属し、患者さんの診療に加えて、研究と学生の教育も行う医師です。新しい治療法や薬の開発につながる研究をしています。病理医・放射線科医など「縁の下」の医師 ›病理医は、手術でとった組織や細胞を顕微鏡で見て、がんかどうかなどを最終的に診断します。放射線科医は、CTやMRIの画像を読んで病気を見つけます。患者さんと直接話す機会は少なくても、正しい治療のために欠かせない医師です。産業医 ›会社と契約し、そこで働く人の健康を守る医師です。法律で、働く人が50人以上いる職場では産業医を選ぶことが義務づけられています。医系技官(行政の医師) ›厚生労働省などの国の役所や、保健所で働く医師です。感染症の対策、医療制度の設計、薬の承認のルールづくりなど、社会全体の健康を守る仕事をします。たとえば、インフルエンザの予防接種を何歳の人に公費で行うか、救急車を呼んだときにどの病院が受け入れるかといった仕組みづくりにかかわります。
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