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看護師の職種

病棟看護師

病院に入院している患者さんのケアを24時間体制で担当します。2024年末で働く看護師の65.7%にあたる約89万6千人が病院で働いています。日勤・夜勤の交代制で、点滴や薬の管理、体温や血圧などのチェック、体を拭く・着替えるなどの生活の手伝いをします。

どんな仕事?

病棟看護師は、1回の勤務で数人から10人ほどの入院患者さんを受け持ちます。勤務のはじめに前の勤務の看護師から申し送りを受け、受け持ちの患者さんを回って体温、血圧、脈拍、酸素の量などを測ります。医師の指示にしたがって点滴を準備・交換し、薬を配り、傷の手当てをします。たとえば、手術を受けたばかりの患者さんなら、痛みの強さや傷口の様子、尿の量などをこまめに確かめ、少しでもおかしければすぐ医師に報告します。食事、トイレ、着替え、体を拭くなど、自分でできないことの手伝いもします。勤務の終わりには電子カルテに看護記録を書き、次の勤務の看護師に申し送ります。

具体的にやること

  • 体温・血圧などのバイタルサインの測定
  • 点滴の準備・交換と薬の配布
  • 傷の手当てや医療処置
  • 食事・トイレ・入浴の介助
  • 医師への報告と指示の確認
  • 看護記録の入力
  • 申し送り

必要な力・知識

看護と病気の知識小さな変化に気づく観察力優先順位をつけて動く力チームで協力する力夜勤にたえる体力

この職種のキャリア

1年目はプリセプターの先輩について、基本的な看護技術と夜勤を覚えます。3年目前後で新人の指導役になり、5年目前後でその日の病棟の業務をまとめるリーダーを任されます。その後、主任、看護師長と昇進するか、認定看護師などのスペシャリストを目指します。

年収の目安

夜勤手当がつくため、同じ経験年数なら夜勤のない職場より年収が高くなりやすいです。主任や看護師長になると役職手当が加わります。

看護師のほかの職種

外来・クリニックの看護師 ›病院の外来やクリニック(診療所)で、診察の準備、採血や注射、検査の説明、患者さんの案内などを行います。診療所で働く看護師は約19万5千人(2024年末)です。手術室・救急の看護師 ›手術室の看護師は、手術に使う器具を医師に渡す「器械出し」や、手術中の患者さんの状態を見守る「外回り」を担当します。救急外来の看護師は、救急車で運ばれてきた患者さんの処置をすばやく行います。訪問看護師 ›患者さんの自宅を訪問して、医療処置や健康管理、家族への介護のアドバイスなどを行います。訪問看護ステーションで働く看護師は約9万1千人(2024年末)で、高齢化にともない増えています。介護施設・福祉施設の看護師 ›特別養護老人ホームや介護老人保健施設などで、入所している高齢者の健康管理や薬の管理、医療処置を行います。介護保険施設等で働く看護師は約10万8千人(2024年末)です。保健師・助産師 ›看護師の資格に加えて別の国家資格をとると、保健師や助産師として働けます。保健師は保健所や市役所、会社で地域や職場の人々の健康を守り、助産師は出産を手伝い、お母さんと赤ちゃんをサポートします。学校・企業・行政などの看護師 ›大学の保健室、会社の健康管理室(産業看護)、保育園、自衛隊、刑務所、航空会社、治験を行う会社など、病院以外にも看護師が働く場所はたくさんあります。
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