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消防士の職種

救急隊・救急救命士

救急車に乗って、急な病気やけがの人のもとに駆けつけ、応急処置をしながら病院へ運ぶ仕事です。全国の救急出動は年間771万8,380件(2024年)と過去最多で、消防の仕事の中で一番件数が多い分野です。

どんな仕事?

119番で救急の指令が入ると、救急車で現場に向かいます。2024年の全国平均では、通報から現場到着まで約9.8分、病院に着くまで約44.6分です。現場では、意識や呼吸、脈、血圧を確認し、けがの手当てや心肺蘇生を行いながら、患者を救急車に乗せます。車内から病院に電話をかけ、症状を伝えて受け入れ先を探すのも救急隊の大事な仕事です。たとえば、交通事故で骨折した人、脳卒中で倒れた人、出産が始まった妊婦さんなど、毎日さまざまな患者を運びます。救急救命士は、医師とつながる指示のもとで、点滴やアドレナリンという薬の投与、器具を使った気道の確保などができます。出動のあとは救急車の消毒、資器材の補充、活動記録の作成を行い、すぐに次の出動に備えます。

具体的にやること

  • 意識・呼吸・脈拍などの観察
  • 心肺蘇生とAEDによる電気ショック
  • 止血や骨折の固定
  • 病院の選定と受け入れの連絡
  • 救急車での搬送
  • 車内の消毒と資器材の補充
  • 救急活動記録の作成
  • 市民向け救命講習の講師

必要な力・知識

人体や病気についての医学的な知識患者や家族を落ち着かせる声かけの力限られた時間で判断する力救急救命士の国家資格(高度な処置をする場合)

この職種のキャリア

消防隊などで経験を積んだあと、救急隊員の資格を取るための講習を受けて救急隊に入ります。救急救命士になるには、消防本部の中で選ばれて養成所で研修を受け、国家試験に合格する方法と、大学や専門学校で救急救命士の資格を取ってから消防に入る方法があります。経験を積むと救急隊長として現場を指揮し、さらに後輩救命士を指導する立場になります。

年収の目安

救急出動のたびに手当がつくことが多く、出動件数の多い都市部では手当の額も大きくなります。給料表は他の消防職と同じで、20代で400万〜500万円台、隊長クラスで600万円前後が目安です。

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