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薬剤師の職種

薬局薬剤師(調剤薬局)

病院の近くや街中にある薬局で、処方箋を受け付けて薬を調剤し、患者さんに渡す仕事です。薬剤師の60.0%(2024年末、約19万7千人)が薬局で働いていて、最も多い働き方です。

どんな仕事?

薬局薬剤師は、患者さんから処方箋を受け取ると、まず内容を確認します。たとえば、子どもに大人と同じ量の薬が出ていないか、ほかの病院でもらっている薬と飲み合わせが悪くないか、アレルギーのある薬が入っていないかを、お薬手帳や薬歴で確かめます。疑問があれば医師に電話で問い合わせ(疑義照会)、問題がなければ錠剤や粉薬、塗り薬などをそろえます。そろえた薬はほかの薬剤師がダブルチェックし、患者さんに飲み方や副作用、注意点を説明して渡します。最後に、説明した内容や患者さんの様子を薬歴に記録します。

具体的にやること

必要な力・知識

薬の効き目・副作用・飲み合わせの知識正確で慎重な作業わかりやすく説明する力医師に意見を伝える力

この職種のキャリア

1〜3年目は調剤と服薬指導の基本を身につけます。数年で在宅医療やかかりつけ薬剤師を担当し、8年目前後で店舗の責任者である管理薬剤師になる人が多いです。その後、複数の店舗をまとめるエリアマネージャーや本部の職、または独立開業に進みます。

年収の目安

新人のころは年収400万円台前後が目安で、管理薬剤師になると手当がつきます。地方や薬剤師が少ない地域では、高い給料で募集していることもあります。

薬剤師のほかの職種

病院薬剤師 ›病院の薬剤部で働く薬剤師です。2024年末で約5万8千人が病院で働いています。入院患者さんの薬の調剤だけでなく、抗がん剤や点滴の薬を無菌室で混ぜる仕事、病棟で医師や看護師と一緒に薬の使い方を考える仕事などを担当します。ドラッグストアの薬剤師 ›ドラッグストアで、市販薬(OTC医薬品)の相談にのったり、併設された調剤コーナーで処方箋の薬を調剤したりします。お客さんが病院に行く前に気軽に相談できる、地域の健康の窓口になっています。製薬会社の薬剤師 ›医薬品関係企業で働く薬剤師は約3万4千人(2024年末)です。新しい薬の研究開発、臨床試験(治験)の管理、薬の安全性情報の収集と分析(安全性管理)、国への承認申請の書類づくりなどを担当します。たとえば、新しい花粉症の薬が本当に効くのかを確かめる治験の計画を立てたり、発売後に「飲んだら眠くなった」といった報告を集めて分析したりします。行政・公務員の薬剤師 ›厚生労働省や都道府県の薬務課、保健所などで働く薬剤師です。薬局やドラッグストアへの立ち入り検査、危険ドラッグや麻薬の取り締まり、食品や水の安全検査などを行います。2024年末で衛生行政機関・保健衛生施設で働く薬剤師は約6,900人です。学校薬剤師・大学教員・研究者 ›小中学校や高校には学校薬剤師が置かれていて、教室の空気や水質、照明などの環境をチェックし、薬物乱用防止の授業も行います。大学で薬学を教える教員や、研究所で新しい薬のもとになる物質を探す研究者もいます。
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