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薬剤師の職種

製薬会社の薬剤師

医薬品関係企業で働く薬剤師は約3万4千人(2024年末)です。新しい薬の研究開発、臨床試験(治験)の管理、薬の安全性情報の収集と分析(安全性管理)、国への承認申請の書類づくりなどを担当します。たとえば、新しい花粉症の薬が本当に効くのかを確かめる治験の計画を立てたり、発売後に「飲んだら眠くなった」といった報告を集めて分析したりします。

どんな仕事?

製薬会社の薬剤師は、さまざまな部門で働きます。研究部門では、病気に効く物質を探して実験を重ねます。臨床開発部門では、新しい薬の治験を病院に依頼し、計画どおりに進んでいるかを確認します(臨床開発モニター)。安全性管理部門では、発売された薬の副作用の報告を集めて分析し、必要があれば添付文書(説明書)を改訂します。薬事部門では、国に薬の承認を求める申請書類を作ります。MRは、病院の医師や薬剤師を訪問して、薬の効き目や安全性の情報を伝えます。

具体的にやること

  • 新しい薬の候補物質の研究
  • 治験の計画と進み具合の確認
  • 副作用情報の収集と分析
  • 国への承認申請の書類づくり
  • 医師への薬の情報提供(MR)
  • 学術資料の作成

必要な力・知識

薬学の専門知識データを分析する力英語(海外の論文や本社とのやりとり)書類を正確に作る力

この職種のキャリア

研究職は大学院の修士・博士課程を出て入社する人が多いです。開発や安全性管理の部門では、担当者からリーダー、マネージャーと昇進していきます。病院や薬局で経験を積んでから転職する人もいます。

年収の目安

一般に薬局や病院より年収は高めといわれます。会社の規模や部門によって差があります。

薬剤師のほかの職種

薬局薬剤師(調剤薬局) ›病院の近くや街中にある薬局で、処方箋を受け付けて薬を調剤し、患者さんに渡す仕事です。薬剤師の60.0%(2024年末、約19万7千人)が薬局で働いていて、最も多い働き方です。病院薬剤師 ›病院の薬剤部で働く薬剤師です。2024年末で約5万8千人が病院で働いています。入院患者さんの薬の調剤だけでなく、抗がん剤や点滴の薬を無菌室で混ぜる仕事、病棟で医師や看護師と一緒に薬の使い方を考える仕事などを担当します。ドラッグストアの薬剤師 ›ドラッグストアで、市販薬(OTC医薬品)の相談にのったり、併設された調剤コーナーで処方箋の薬を調剤したりします。お客さんが病院に行く前に気軽に相談できる、地域の健康の窓口になっています。行政・公務員の薬剤師 ›厚生労働省や都道府県の薬務課、保健所などで働く薬剤師です。薬局やドラッグストアへの立ち入り検査、危険ドラッグや麻薬の取り締まり、食品や水の安全検査などを行います。2024年末で衛生行政機関・保健衛生施設で働く薬剤師は約6,900人です。学校薬剤師・大学教員・研究者 ›小中学校や高校には学校薬剤師が置かれていて、教室の空気や水質、照明などの環境をチェックし、薬物乱用防止の授業も行います。大学で薬学を教える教員や、研究所で新しい薬のもとになる物質を探す研究者もいます。
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