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薬剤師の職種

病院薬剤師

病院の薬剤部で働く薬剤師です。2024年末で約5万8千人が病院で働いています。入院患者さんの薬の調剤だけでなく、抗がん剤や点滴の薬を無菌室で混ぜる仕事、病棟で医師や看護師と一緒に薬の使い方を考える仕事などを担当します。

どんな仕事?

病院薬剤師は、病院の薬剤部で働きます。調剤室では、入院・外来の患者さんの薬をそろえます。注射や点滴の薬を清潔な部屋で混ぜる「混注」や、とくに取り扱いに注意が必要な抗がん剤の調製も大事な仕事です。病棟では、入院患者さんのベッドに行って薬の説明をし、血液検査の結果を見て、たとえば腎臓の働きが落ちている人の薬の量を減らすよう医師に提案します。病院で使う薬の種類を決める委員会や、副作用の情報を集めて医師や看護師に伝える仕事もあります。

具体的にやること

  • 入院・外来の処方の調剤
  • 注射薬の混注と抗がん剤の調製
  • 病棟での服薬指導
  • 薬の量や種類の医師への提案
  • 副作用情報の収集と共有
  • 病院で使う薬の管理
  • 夜間・休日の当直

必要な力・知識

病気と薬物治療の深い知識医師や看護師とのチームワーク検査値を読み取る力無菌調製などの技術

この職種のキャリア

1〜3年目は調剤室で基本を身につけ、少しずつ病棟業務を任されます。5年目前後から、がんや感染症などの認定・専門薬剤師を目指す人が多いです。主任、副薬剤部長、薬剤部長と昇進していきます。

年収の目安

最初の年収は薬局より低めのことが多いといわれますが、公立病院では公務員と同じような給料体系で安定しています。

薬剤師のほかの職種

薬局薬剤師(調剤薬局) ›病院の近くや街中にある薬局で、処方箋を受け付けて薬を調剤し、患者さんに渡す仕事です。薬剤師の60.0%(2024年末、約19万7千人)が薬局で働いていて、最も多い働き方です。ドラッグストアの薬剤師 ›ドラッグストアで、市販薬(OTC医薬品)の相談にのったり、併設された調剤コーナーで処方箋の薬を調剤したりします。お客さんが病院に行く前に気軽に相談できる、地域の健康の窓口になっています。製薬会社の薬剤師 ›医薬品関係企業で働く薬剤師は約3万4千人(2024年末)です。新しい薬の研究開発、臨床試験(治験)の管理、薬の安全性情報の収集と分析(安全性管理)、国への承認申請の書類づくりなどを担当します。たとえば、新しい花粉症の薬が本当に効くのかを確かめる治験の計画を立てたり、発売後に「飲んだら眠くなった」といった報告を集めて分析したりします。行政・公務員の薬剤師 ›厚生労働省や都道府県の薬務課、保健所などで働く薬剤師です。薬局やドラッグストアへの立ち入り検査、危険ドラッグや麻薬の取り締まり、食品や水の安全検査などを行います。2024年末で衛生行政機関・保健衛生施設で働く薬剤師は約6,900人です。学校薬剤師・大学教員・研究者 ›小中学校や高校には学校薬剤師が置かれていて、教室の空気や水質、照明などの環境をチェックし、薬物乱用防止の授業も行います。大学で薬学を教える教員や、研究所で新しい薬のもとになる物質を探す研究者もいます。
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