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農業・水産・食料の職種

JA(農協)の職員

JAは農家が集まって作った協同組合で、農家の作物を集めて売る、肥料や農薬をまとめて仕入れる、お金を預かる・貸す、保険を扱うなど、農家の暮らしと仕事を幅広く支えています。

どんな仕事?

JAの職員は、地域の農家のさまざまな困りごとに応える仕事です。営農指導員は、農家の畑を回って、作物の育て方、肥料や農薬の使い方、新しい品種の導入などをアドバイスします。販売の担当は、農家から集めた米や野菜を、市場や卸、スーパー、外食チェーンに売り込みます。購買の担当は、肥料や農薬、農業機械、燃料などをまとめて仕入れ、農家に届けます。金融の担当は、JAバンクとして農家や地域の人の預金を預かり、トラクターや住宅の購入資金を貸します。共済の担当は、自動車や建物、生命の保険にあたる共済を扱います。地域のJAの上には、都道府県単位や全国単位の組織(全農、農林中央金庫、全共連など)があり、役割を分担しています。

具体的にやること

  • 農家への栽培指導
  • 作物の集荷と出荷調整
  • 市場・スーパーへの販売交渉
  • 肥料・農薬・資材の受注と配送
  • 貯金・融資の窓口業務
  • 共済(保険)の案内
  • 直売所の運営

必要な力・知識

農業と地域への関心農家と信頼関係を作るコミュニケーション力金融や保険の基礎知識数字の管理能力

この職種のキャリア

地域のJAに入ると、数年ごとに金融、共済、営農、販売などの部署を回り、幅広く経験します。10年ほどで係長や支店長代理、その後は支店長や部長へ進みます。全農や農林中央金庫などの全国組織は別に採用していて、全国や海外を相手にした仕事が中心です。

年収の目安

地域のJAでは、地域や規模によって差がありますが、30代で400万〜550万円前後が目安です。全国組織は一般的にこれより高い水準とされています。

農業・水産・食料のほかの職種

生産者(農業法人の社員・独立就農) ›田んぼや畑、ハウス、牧場で作物や家畜を育てる仕事です。最近は家族経営だけでなく、会社として農業をする農業法人に社員として就職する人が増えています。研究・品種開発・技術職 ›新しい品種、病気に強い作物、魚の養殖技術、食品の新しい加工法などを研究する仕事です。国や県の研究機関、種苗会社、食品メーカー、農薬や肥料の会社で働きます。食品メーカーの生産・品質管理 ›冷凍食品、小麦粉、調味料、缶詰、ジュースなどを工場で安全に大量に作る仕事です。原料の受け入れから製造、検査、出荷までを管理します。営業・バイヤー(卸・市場・商社) ›農家や漁師、食品メーカーがつくった食べ物を、スーパー、外食チェーン、コンビニなどに売る仕事です。逆に、店側の立場で全国から食材を仕入れるバイヤーの仕事もあります。農業機械・資材・スマート農業の開発と営業 ›トラクター、田植え機、コンバイン、ドローン、肥料、農薬、ハウスの設備などを作り、農家に売る仕事です。人手不足を補うスマート農業の技術開発も進んでいます。漁業・養殖業の担い手と水産会社 ›海や川で魚をとる漁業、いけすで魚や貝を育てる養殖業、とった魚を加工して売る水産会社で働く仕事です。
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