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法務の担当

契約書チェック(契約法務)

取引先と結ぶ契約書を読み、会社にとって不利な内容や、あいまいで後でもめそうな部分がないかを確認する担当です。法務の仕事の中で、最も多くの時間を使う中心的な仕事です。

どんな仕事?

会社は毎日たくさんの契約を結んでいます。たとえば、お菓子メーカーがスーパーに商品を卸す契約、工場の機械を買う契約、アプリの開発を外部の会社に頼む契約、オフィスを借りる契約などです。法務の担当者は、営業などの部署から「この契約書を確認してください」と依頼を受け、一文ずつ読んでいきます。たとえば、「商品に不具合があったとき、誰がいくらまで責任を負うのか」「代金はいつまでに払うのか」「秘密の情報を漏らしたらどうなるのか」「契約をやめたいときはどうすればよいのか」などが書かれているか、会社にとって不公平でないかを確かめます。問題があれば修正の案を作り、営業担当を通じて相手と交渉します。海外の会社との取引では英語の契約書を読むことも多く、2026年1月に下請法が改正された取適法が施行されるなど、法律の変化に合わせて契約書のひな形を見直すことも大切な仕事です。最近は、AIを使って契約書の問題点を見つけるサービス(リーガルテック)も使われています。

具体的にやること

必要な力・知識

民法・商法など契約に関する法律の知識長い文章を正確に読む力リスクを見つけて具体的な修正案を出す力英語の読解力営業担当の目的を理解する力

この担当のキャリア

1〜2年目は秘密保持契約など定型的な契約書から担当し、先輩のチェックを受けながら書き方を覚えます。3〜5年目になると、大きな取引や海外の会社との契約を一人で担当し、相手の法務担当者と直接交渉することもあります。経験を積むと、新しい事業の仕組みづくりから相談を受ける立場になります。

年収の目安

契約法務を担当する若手は、20代で450万〜550万円ほどが目安です。英文契約を扱える人は評価が高く、30代で700万円以上になる会社もあります。

法務のほかの担当

法律相談・戦略法務 ›社内の各部署から「これは法律的に大丈夫ですか」という相談を受け、答える担当です。新しい事業やサービスを始めるときに、法律の面から一緒に計画を考えます。訴訟・紛争対応 ›取引先やお客さんとのトラブルが裁判などに発展したときに、会社の代わりに対応を進める担当です。外部の弁護士と協力しながら、証拠を集めて会社の主張をまとめます。コンプライアンス ›会社と社員が法律や社会のルールを守るための仕組みを作る担当です。社内研修、内部通報窓口の運営、不正の調査などを行います。知的財産 ›会社の発明やブランド、デザインなどを、特許や商標として登録して守る担当です。ほかの会社の権利を侵害していないかの確認も行います。機関法務・株主総会 ›株主総会や取締役会など、会社の重要な会議が会社法どおりに開かれるように準備する担当です。上場企業では、毎年の株主総会が大きなイベントです。M&A・国際法務 ›会社の買収や合併の契約、海外での事業に関わる法律の仕事を担当します。大きな取引を法律の面から支える、専門性の高い分野です。個人情報・データ保護 ›お客さんの個人情報や、会社が集めたデータを法律に合わせて正しく扱うための仕組みを作る担当です。インターネットのサービスを提供する会社では特に重要な分野です。
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