ミライ図鑑ログイン
法務の担当

M&A・国際法務

会社の買収や合併の契約、海外での事業に関わる法律の仕事を担当します。大きな取引を法律の面から支える、専門性の高い分野です。

どんな仕事?

会社がほかの会社を買うM&Aでは、法務が大きな役割を果たします。たとえば、日本のメーカーがドイツの会社を買う場合、法務の担当者は、買う相手の会社に隠れた裁判やトラブル、契約上の問題がないかを調べる法務デューデリジェンスを、外部の法律事務所と一緒に行います。調べた結果をもとに、買収の契約書に「問題があったら売り手が補償する」といった条件を入れるよう交渉します。海外で事業をする会社では、その国の法律に合わせて現地の子会社を作ったり、現地の弁護士と協力して契約を結んだりします。英語で契約書を読み、交渉することが多く、外国の法律やビジネスの慣習も理解する必要があります。独占禁止法の届け出など、国をまたぐ手続きも担当します。

具体的にやること

必要な力・知識

会社法・M&Aの法律の知識高い英語力交渉力外国の法律や文化への理解大きなプロジェクトを管理する力

この担当のキャリア

M&Aや国際法務は、契約法務などで経験を積んだ人が担当することが多い分野です。海外の大学院に留学して外国の弁護士資格を取る人や、海外の拠点に駐在して地域の法務を担当する人もいます。大手法律事務所でM&Aを経験した弁護士が、事業会社の法務に転職するケースもよくあります。

年収の目安

M&Aや国際法務を担当できる人は、30代で700万〜1,000万円ほどが目安の会社もあります。外資系企業の法務責任者ではさらに高くなることがあります。

法務のほかの担当

契約書チェック(契約法務) ›取引先と結ぶ契約書を読み、会社にとって不利な内容や、あいまいで後でもめそうな部分がないかを確認する担当です。法務の仕事の中で、最も多くの時間を使う中心的な仕事です。法律相談・戦略法務 ›社内の各部署から「これは法律的に大丈夫ですか」という相談を受け、答える担当です。新しい事業やサービスを始めるときに、法律の面から一緒に計画を考えます。訴訟・紛争対応 ›取引先やお客さんとのトラブルが裁判などに発展したときに、会社の代わりに対応を進める担当です。外部の弁護士と協力しながら、証拠を集めて会社の主張をまとめます。コンプライアンス ›会社と社員が法律や社会のルールを守るための仕組みを作る担当です。社内研修、内部通報窓口の運営、不正の調査などを行います。知的財産 ›会社の発明やブランド、デザインなどを、特許や商標として登録して守る担当です。ほかの会社の権利を侵害していないかの確認も行います。機関法務・株主総会 ›株主総会や取締役会など、会社の重要な会議が会社法どおりに開かれるように準備する担当です。上場企業では、毎年の株主総会が大きなイベントです。個人情報・データ保護 ›お客さんの個人情報や、会社が集めたデータを法律に合わせて正しく扱うための仕組みを作る担当です。インターネットのサービスを提供する会社では特に重要な分野です。
← 法務にもどる