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法務の担当

訴訟・紛争対応

取引先やお客さんとのトラブルが裁判などに発展したときに、会社の代わりに対応を進める担当です。外部の弁護士と協力しながら、証拠を集めて会社の主張をまとめます。

どんな仕事?

会社の活動では、どれだけ気をつけていてもトラブルが起きることがあります。たとえば、取引先が代金を払ってくれない、納めた商品に不具合があったとして損害賠償を求められた、社員と会社の間で給料や解雇をめぐってもめた、といったケースです。法務の担当者は、まず何が起きたのかを関係する部署から聞き取り、メールや契約書などの証拠を集めます。話し合いで解決できるか、裁判になりそうかを判断し、裁判になった場合は外部の法律事務所の弁護士に依頼して、一緒に作戦を立てます。裁判所に出す書面の内容を確認し、社内の関係者が証言する準備も手伝います。裁判で争うより和解(話し合いで決着すること)のほうが会社のためになる場合もあり、費用や時間、会社の評判まで考えて判断します。代金の回収や、相手に内容証明郵便を送るといった手続きも担当します。

具体的にやること

  • トラブルの事実関係の聞き取り
  • 証拠(契約書・メールなど)の収集と整理
  • 外部の弁護士の選定と打ち合わせ
  • 裁判所に出す書面の確認
  • 和解の条件の検討
  • 未払いの代金の回収
  • 訴訟の状況の経営陣への報告

必要な力・知識

民事訴訟法など裁判の手続きの知識事実を整理して筋道を立てる力冷静に判断する力外部の弁護士と協力する力社内の関係者から話を聞き出す力

この担当のキャリア

訴訟対応は、契約法務や法律相談の経験を積んだ人が担当することが多い仕事です。最初は証拠の整理や、外部の弁護士との連絡係から始めます。経験を重ねると、どの弁護士に頼むか、和解するか争うかといった大きな判断に関わるようになります。企業内弁護士は、自分で裁判所に出向いて会社の代理人を務めることもできます。

年収の目安

訴訟対応を担当できる法務は、30代で600万〜850万円ほどが目安です。弁護士資格があると、さらに評価されやすい分野です。

法務のほかの担当

契約書チェック(契約法務) ›取引先と結ぶ契約書を読み、会社にとって不利な内容や、あいまいで後でもめそうな部分がないかを確認する担当です。法務の仕事の中で、最も多くの時間を使う中心的な仕事です。法律相談・戦略法務 ›社内の各部署から「これは法律的に大丈夫ですか」という相談を受け、答える担当です。新しい事業やサービスを始めるときに、法律の面から一緒に計画を考えます。コンプライアンス ›会社と社員が法律や社会のルールを守るための仕組みを作る担当です。社内研修、内部通報窓口の運営、不正の調査などを行います。知的財産 ›会社の発明やブランド、デザインなどを、特許や商標として登録して守る担当です。ほかの会社の権利を侵害していないかの確認も行います。機関法務・株主総会 ›株主総会や取締役会など、会社の重要な会議が会社法どおりに開かれるように準備する担当です。上場企業では、毎年の株主総会が大きなイベントです。M&A・国際法務 ›会社の買収や合併の契約、海外での事業に関わる法律の仕事を担当します。大きな取引を法律の面から支える、専門性の高い分野です。個人情報・データ保護 ›お客さんの個人情報や、会社が集めたデータを法律に合わせて正しく扱うための仕組みを作る担当です。インターネットのサービスを提供する会社では特に重要な分野です。
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