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人事の担当

人事企画・人事戦略

会社の経営計画に合わせて、「何年後にどんな人が何人必要か」を考える担当です。人員計画、人件費の予算、組織の作り方などを経営陣と一緒に決めます。

どんな仕事?

人事企画は、人事部の中でもいちばん経営に近い仕事です。たとえば、会社が「5年後に海外の売上を2倍にする」と決めたら、海外で働ける人が何人必要か、今いる社員を育てるのか外から採用するのかを計算し、計画を立てます。部署ごとに何人の社員を置くか(人員計画)、人件費にいくら使えるか(人件費予算)を経理や経営企画と相談して決めます。社員の働きがいを調べるアンケート(エンゲージメント調査)を実施し、どの部署で不満が多いかを分析して手を打つこともあります。上場企業では、2023年3月期の有価証券報告書から、女性管理職比率、男性の育児休業取得率、男女間の賃金の差などの人的資本の情報を開示することが求められるようになり、そのデータをまとめるのも人事企画の仕事です。社長や役員に報告する機会が多く、人事の各チームをまとめる司令塔の役割を果たします。

具体的にやること

  • 中期の人員計画と人件費予算の作成
  • 組織の見直し(部署の新設・統合)
  • 人的資本の情報開示のデータ作成
  • 社員の意識調査の実施と分析
  • 人事データの分析とレポート
  • 女性活躍や多様性の推進
  • 役員や幹部の人事案の準備

必要な力・知識

経営計画を読み解く力人事データを分析する力経営陣に提案する力人事の各分野の幅広い知識長期的に物事を考える力

この担当のキャリア

人事企画は、採用・労務・制度などを経験した30代以降の社員が担当することが多い仕事です。最初は資料作りやデータ分析を担当し、やがて人事部長の右腕として全社の方針を考えます。人事企画を経験した人は、人事部長やCHRO(最高人事責任者)を目指したり、ベンチャー企業の人事責任者として転職したりします。

年収の目安

人事企画の担当者は30代で600万〜800万円ほどが目安です。人事部長になると1,000万円前後、大企業のCHROではさらに高くなります。

人事のほかの担当

新卒採用 ›大学生や高校生など、学校を卒業する人を採用する担当です。会社説明会、インターンシップ、エントリーシートの選考、面接、内定者のフォローまで、1年以上かけて採用活動を進めます。中途採用 ›すでに社会人として働いている人を、別の会社から採用する担当です。「今すぐこの仕事ができる人がほしい」という現場の声にこたえて、必要な経験を持つ人を探します。労務 ›社員が法律どおり安全に働けるように、勤務時間や休み、職場の環境を管理する担当です。残業時間のチェック、有給休暇の管理、健康診断、ハラスメントの相談窓口などを受け持ちます。給与・社会保険 ›毎月の給料やボーナスを計算して、まちがいなく社員の口座に振り込む担当です。健康保険や厚生年金などの社会保険、年末調整の手続きもここで行います。人材育成・研修 ›社員の力を伸ばすための研修や学びの仕組みを作る担当です。新入社員研修、管理職になる人の研修、英語やITの講座など、会社の「学校」の先生と教務係を兼ねたような仕事です。人事制度・評価 ›社員の役職の段階(等級)、評価の方法、給料の決め方といった「会社のルールブック」を作る担当です。誰をどう評価してどう給料に反映させるかは、社員のやる気を大きく左右します。HRBP・人事システム ›HRBPは事業部のそばで人の問題を一緒に解決する「事業部専属の人事」です。人事システムの担当は、社員のデータや手続きを管理するシステムを導入・運用します。
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