ミライ図鑑ログイン
化学・素材の職種

研究職

新しい分子や材料、つくり方(反応や触媒)を考え、実験で確かめる仕事です。会社の数年〜十数年先の主力製品の種を育てます。

どんな仕事?

化学メーカーの研究職は、会社の研究所で、まだ世の中にない素材や、もっと安く環境にやさしいつくり方を探す仕事です。たとえば「スマホの画面に使うフィルムを、割れにくく、透明なまま、もっと薄くしたい」というテーマなら、分子の形を設計し、フラスコや反応装置で合成し、できた物質を分析装置で調べます。使う道具は、成分を調べる核磁気共鳴装置(NMR)や質量分析計、表面を見る電子顕微鏡、強さを測る試験機などで、大学の化学系研究室とよく似ています。最近はコンピュータで分子の性質を予測したり、AIで実験の条件を絞り込んだりする「マテリアルズ・インフォマティクス」も広がっています。良い結果が出たら特許を出願し、開発職や工場と一緒に、量産へ進めます。ひとつの素材が売上になるまで10年以上かかることも珍しくありません。

具体的にやること

  • 研究テーマの計画
  • 新しい分子や材料の合成
  • 分析装置での評価
  • 実験データの解析
  • 特許の調査と出願
  • 大学や顧客との共同研究
  • 学会発表や社内報告

必要な力・知識

有機化学・無機化学・高分子化学・物理化学などの専門知識実験を安全に正確に行う力データを読み解く力英語の論文や特許を読む力失敗を次に生かす粘り強さ

この職種のキャリア

1〜3年目は先輩のテーマの一部を担当し、実験と分析の腕を磨きます。4〜8年目で自分のテーマを持ち、特許や顧客への試作品の提供で成果を出します。10年目前後で研究グループのリーダーとなり、その後は研究所長、事業部の技術責任者、または営業・企画部門へ移って技術を事業につなげる人もいます。

年収の目安

大手の修士卒初任給は月27万〜31万円程度が多く、30代で700万〜900万円、管理職で1,000万円前後が目安です。博士卒は初任給が高めに設定されている会社があります。

化学・素材のほかの職種

← 化学・素材にもどる