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司法書士・行政書士の職種

不動産登記の司法書士

土地や建物を売り買いしたときに、持ち主の名前を法務局の記録(登記簿)に書きかえる手続きを代わりに行います。司法書士の仕事の中で最も多い分野です。家を買う人、売る人、お金を貸す銀行の間に立って、手続きが確実に行われるようにします。

どんな仕事?

不動産会社や銀行から依頼を受けて、土地や建物の売買、住宅ローンを組むときの抵当権の設定、ローンを返し終わったときの抹消などの登記を行います。まず、法務局で今の登記の記録を取り寄せて、本当にその人が持ち主か、ほかに借金の担保になっていないかを調べます。次に、売る人、買う人、銀行の担当者と日程を調整し、取引の日(決済日)に銀行の応接室などに集まって本人確認と書類のチェックをします。問題がなければ、オンラインで法務局に登記を申請し、終わったら新しい登記の記録(登記識別情報)をお客さんに渡します。使う道具は、登記申請のソフト、法務局のオンライン申請システム、そして不動産登記法などの法律の本です。

具体的にやること

  • 登記簿の調査
  • 売買契約書や書類のチェック
  • 決済日の立ち会いと本人確認
  • 登記申請書の作成
  • 法務局へのオンライン申請
  • 登記完了後の書類の受け渡し
  • 不動産会社・銀行との日程調整

必要な力・知識

不動産登記法と民法の知識本人確認を慎重に行う注意力多くの関係者との調整力書類を早く正確に作る力お金が動く場面での落ち着き

この職種のキャリア

1〜2年目は補助者として書類の準備や法務局への提出を担当し、先輩の決済に同行して流れを覚えます。3年目前後から一人で決済に立ち会うようになります。不動産会社や銀行との信頼関係ができると、依頼が増え、独立の土台になります。

年収の目安

勤務の司法書士は、年収400万〜600万円ほどから始まることが多いです。独立して不動産会社や銀行から安定して依頼をもらえるようになると、1,000万円を超える人もいます。

司法書士・行政書士のほかの職種

商業登記・企業法務の司法書士 ›会社を作るとき、社長が交代するとき、会社の住所が変わるときなどに必要な「商業登記」の手続きを行います。会社のルールブック(定款)の作成や、株主総会の書類づくりも手伝います。相続・成年後見の司法書士 ›家族が亡くなったときに、土地や建物の名義を受け継ぐ人に書きかえる「相続登記」を行います。2024年4月から相続登記は義務になり、仕事の重要さが増しています。また、認知症などで判断が難しくなった人の財産を守る「成年後見人」も務めます。認定司法書士(簡易裁判所の代理) ›法務大臣の認定を受けた司法書士は、140万円以下のお金のトラブルについて、簡易裁判所で依頼者の代理人になれます。借金の整理や、未払いの給料・家賃の請求などをあつかいます。許認可の行政書士 ›お店や会社が仕事を始めるために必要な、役所の許可や届け出の書類を作って申請します。建設業の許可、飲食店の営業許可、運送業の許可、産業廃棄物の許可など、あつかう許可の種類は1万を超えるとも言われます。入管業務(在留資格)の行政書士 ›外国の人が日本に住んだり働いたりするために必要な「在留資格(ビザ)」の申請を手伝います。入管業務をするには、研修と考査を受けて「申請取次行政書士」になる必要があります。相続・遺言の行政書士 ›遺言書の作成の手伝いや、相続人が財産をどう分けるかを話し合った結果を書類(遺産分割協議書)にまとめる仕事をします。銀行の預金の名義変更や、車の名義変更なども代わりに行います。
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