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法務の担当

知的財産

会社の発明やブランド、デザインなどを、特許や商標として登録して守る担当です。ほかの会社の権利を侵害していないかの確認も行います。

どんな仕事?

知的財産は、人の頭の中から生まれたアイデアや工夫を財産として守るしくみです。たとえば、新しい掃除機の仕組みを発明したら特許、お菓子の商品名やロゴマークは商標、スマホの形のデザインは意匠、アニメのキャラクターやゲームのプログラムは著作権によって守られます。知的財産の担当者は、研究者や開発者が考えた発明を聞き取り、特許庁に出願する準備をします。出願の書類作りは、特許事務所の弁理士に頼むことが多いです。新しい商品を出す前には、ほかの会社がすでに似た特許や商標を持っていないかを調べ、うっかり権利を侵害しないようにします。反対に、自社の特許や商標をまねする会社があれば、やめるように求めたり、裁判を起こしたりします。自社の特許をほかの会社に使わせて使用料(ライセンス料)を受け取る契約も担当します。

具体的にやること

必要な力・知識

特許法・商標法・著作権法の知識技術の内容を理解する力(理系の知識)調査とデータベース検索の力弁理士や研究者と話す力英語(海外出願の場合)

この担当のキャリア

メーカーや製薬会社では、理系出身者が研究開発から知的財産部に移ることも多い分野です。最初は特許の調査や出願の手続きを担当し、経験を積むと、どの技術を特許で守るかという戦略を考える立場になります。働きながら弁理士の資格を取る人もいます。

年収の目安

知的財産の担当は、メーカーなどの給与水準に沿って30代で550万〜800万円ほどが目安です。弁理士資格があるとさらに評価されます。

法務のほかの担当

契約書チェック(契約法務) ›取引先と結ぶ契約書を読み、会社にとって不利な内容や、あいまいで後でもめそうな部分がないかを確認する担当です。法務の仕事の中で、最も多くの時間を使う中心的な仕事です。法律相談・戦略法務 ›社内の各部署から「これは法律的に大丈夫ですか」という相談を受け、答える担当です。新しい事業やサービスを始めるときに、法律の面から一緒に計画を考えます。訴訟・紛争対応 ›取引先やお客さんとのトラブルが裁判などに発展したときに、会社の代わりに対応を進める担当です。外部の弁護士と協力しながら、証拠を集めて会社の主張をまとめます。コンプライアンス ›会社と社員が法律や社会のルールを守るための仕組みを作る担当です。社内研修、内部通報窓口の運営、不正の調査などを行います。機関法務・株主総会 ›株主総会や取締役会など、会社の重要な会議が会社法どおりに開かれるように準備する担当です。上場企業では、毎年の株主総会が大きなイベントです。M&A・国際法務 ›会社の買収や合併の契約、海外での事業に関わる法律の仕事を担当します。大きな取引を法律の面から支える、専門性の高い分野です。個人情報・データ保護 ›お客さんの個人情報や、会社が集めたデータを法律に合わせて正しく扱うための仕組みを作る担当です。インターネットのサービスを提供する会社では特に重要な分野です。
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