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人事の担当

労務

社員が法律どおり安全に働けるように、勤務時間や休み、職場の環境を管理する担当です。残業時間のチェック、有給休暇の管理、健康診断、ハラスメントの相談窓口などを受け持ちます。

どんな仕事?

労務は、会社と社員の「働くルール」を守る仕事です。日本には労働基準法という法律があり、1日や1週間に働ける時間、休みの取り方、残業代の払い方などが決められています。たとえば、ある社員の残業が月に何十時間も続いていたら、労務担当はその部署の上司に連絡して仕事の量を減らしてもらうなど、体を壊す前に手を打ちます。会社の就業規則(学校でいう校則のようなもの)を作ったり、法律が変わったときに書き直したりするのも労務の仕事です。社員が病気で長く休むとき、育児休業や介護休業をとるとき、退職するときの手続きも担当します。健康診断やストレスチェック(心の健康チェック)の実施も労務の大切な仕事で、ストレスチェックは今は従業員50人以上の職場に義務があり、法律改正で2028年4月からは50人未満の職場にも広がることになっています。労働基準監督署という役所の調査を受けることもあります。

具体的にやること

  • 勤怠(出勤・退勤・残業)の管理
  • 有給休暇の残り日数の管理
  • 就業規則の作成と見直し
  • 健康診断とストレスチェックの実施
  • 育児休業・介護休業の手続き
  • ハラスメント相談窓口の対応
  • 労働組合との話し合い(団体交渉)
  • 労働基準監督署への届け出

必要な力・知識

労働基準法・労働安全衛生法などの知識法律の改正をこまめに追う習慣社員の悩みを受け止める力秘密を守る誠実さトラブルを冷静に整理する力

この担当のキャリア

1〜3年目は勤怠のチェックや休業の手続きなど、決まった作業を正確にこなします。経験を積むと、就業規則の改定や労働組合との交渉、問題社員への対応など、判断が必要な仕事を任されます。社会保険労務士の資格を取り、労務の専門家として社内で頼られる存在になる人や、社労士事務所に移ったり独立したりする人もいます。

年収の目安

労務担当の年収は会社の人事職とほぼ同じで、20代は400万円台が目安です。社会保険労務士の資格を持ち、労務の責任者になると600万〜800万円ほどの会社もあります。

人事のほかの担当

新卒採用 ›大学生や高校生など、学校を卒業する人を採用する担当です。会社説明会、インターンシップ、エントリーシートの選考、面接、内定者のフォローまで、1年以上かけて採用活動を進めます。中途採用 ›すでに社会人として働いている人を、別の会社から採用する担当です。「今すぐこの仕事ができる人がほしい」という現場の声にこたえて、必要な経験を持つ人を探します。給与・社会保険 ›毎月の給料やボーナスを計算して、まちがいなく社員の口座に振り込む担当です。健康保険や厚生年金などの社会保険、年末調整の手続きもここで行います。人材育成・研修 ›社員の力を伸ばすための研修や学びの仕組みを作る担当です。新入社員研修、管理職になる人の研修、英語やITの講座など、会社の「学校」の先生と教務係を兼ねたような仕事です。人事制度・評価 ›社員の役職の段階(等級)、評価の方法、給料の決め方といった「会社のルールブック」を作る担当です。誰をどう評価してどう給料に反映させるかは、社員のやる気を大きく左右します。人事企画・人事戦略 ›会社の経営計画に合わせて、「何年後にどんな人が何人必要か」を考える担当です。人員計画、人件費の予算、組織の作り方などを経営陣と一緒に決めます。HRBP・人事システム ›HRBPは事業部のそばで人の問題を一緒に解決する「事業部専属の人事」です。人事システムの担当は、社員のデータや手続きを管理するシステムを導入・運用します。
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