ミライ図鑑ログイン
自動車の職種

設計・開発(車両・エンジン・電動化)

車そのものや、車体・エンジン・モーター・電池・ブレーキなどの部品を設計する仕事です。自動車業界の技術系社員の中心的な職種です。

どんな仕事?

自動車の設計・開発は、何千人ものエンジニアが分担して一台の車をつくる仕事です。担当は、車体(ボディ)、内装(シート・ダッシュボード)、エンジン、変速機、モーターや電池などの電動化部品、ブレーキやサスペンション、電気配線や電子制御など、細かく分かれています。設計者は3D-CADで部品の形を描き、コンピュータで強さや熱、空気の流れをシミュレーションします。たとえば衝突のときに乗っている人を守れるか、何十万キロ走っても壊れないか、寒い北海道や暑い砂漠でもちゃんと動くかを、試作車をつくって実際に試験します。部品の多くは部品メーカーがつくるため、部品メーカーの設計者と何度も打ち合わせをして、性能・値段・つくりやすさのバランスを決めます。一台の新型車が企画から発売になるまでには、一般に数年かかるといわれ、そのあいだ同じチームで粘り強く開発を進めます。

具体的にやること

  • 3D-CADでの部品の設計
  • 強度や熱のシミュレーション
  • 試作車の評価試験
  • 部品メーカーとの仕様の打ち合わせ
  • コストと重さの管理
  • 不具合の原因調査と設計変更
  • 特許の出願

必要な力・知識

機械工学(材料力学・熱力学・流体力学・機械力学)または電気電子工学の知識3D-CADやシミュレーションの技術たくさんの部署と調整する力安全への責任感車への興味

この職種のキャリア

1〜3年目は担当部品の一部の設計や、試験の補助を通じて、会社の設計ルールと車の仕組みを覚えます。4〜8年目で一つの部品やシステムの主担当となり、新型車の開発に最初から最後まで関わります。その後は設計チームのリーダー、車一台全体をまとめるチーフエンジニアの補佐、部長へと進むルートがあります。

年収の目安

大手完成車メーカーの技術職は、20代で450万〜650万円、30代で700万〜950万円程度が目安です。管理職になると1,000万円を超える会社が多いです。

自動車のほかの職種

ソフトウェア・電子制御・自動運転 ›車を動かすソフトウェアや、自動ブレーキ、自動運転、カーナビ、スマホとの連携などを開発する仕事です。いま最も人材が足りないといわれる分野の一つです。生産技術 ›新しい車を、工場で安全に、速く、安く、高い品質でつくるための「つくり方」を考える仕事です。工場の設備やロボットのラインを設計します。品質保証・評価 ›できた車や部品が、決められた性能と安全基準を満たしているかを確かめ、お客さんの手に渡ったあとの不具合にも対応する仕事です。調達(購買) ›1台の車に使う数万点の部品と、鉄・アルミ・樹脂・半導体などの材料を、部品メーカーから買う仕事です。車の原価の大部分を占めるため、会社の利益に大きく影響します。営業・マーケティング(国内・海外) ›つくった車を、国内外の販売店(ディーラー)を通じてお客さんに届けるための仕事です。完成車メーカーの営業は、店頭でお客さんに売るのではなく、販売店や海外の販売会社を支える役割です。工場の技能職(生産職) ›工場の製造ラインで、車体の溶接、塗装、部品の組み付け、検査などを担当する仕事です。工業高校や高専、普通科高校の卒業生が多く活躍しています。
← 自動車にもどる