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自動車の職種

工場の技能職(生産職)

工場の製造ラインで、車体の溶接、塗装、部品の組み付け、検査などを担当する仕事です。工業高校や高専、普通科高校の卒業生が多く活躍しています。

どんな仕事?

技能職は、工場で実際に車をつくる人たちです。プレス工程では大きなプレス機で鉄板を打ち抜き、溶接工程ではロボットと人が協力して車体をつなぎ、塗装工程ではきれいに色がのっているかを確認し、組立工程ではエンジンやシート、配線、タイヤなどを取り付けます。最後の検査工程では、ライトやブレーキ、雨漏りなどを一台ずつ確認します。作業は「標準作業」という決められた手順と時間で行われ、誰がやっても同じ品質になるよう工夫されています。ラインで問題に気づいたら、ひもを引いたりボタンを押したりして知らせ、すぐに班長が駆けつける仕組みもあります。日本の工場では、現場の人が自分たちで作業のムダや危険を見つけて改善する「カイゼン」が大切にされていて、技能職の提案で作業が楽になったり、品質が上がったりすることもよくあります。昼勤と夜勤が交替する勤務が多いのも特徴です。

具体的にやること

  • 担当工程での部品の組み付け
  • 溶接や塗装の作業とロボットの操作
  • 品質のチェック
  • 異常の発見と報告
  • 作業の改善提案(カイゼン)
  • 後輩への作業指導
  • 設備の日常点検

必要な力・知識

手順を守って正確に作業する力体力と集中力異常に気づく注意力チームで協力する力改善を考える工夫

この職種のキャリア

高校卒業後に入社し、1〜3年目は一つの工程の作業を確実にこなせるよう訓練を受けます。数年で複数の工程を担当できるようになり、10年前後で班長、さらに組長、工長へと昇進して、数十人から百人以上の現場をまとめる人もいます。社内の選抜で技術員や海外工場の指導員になる道もあります。

年収の目安

高卒の初任給は会社や地域によってちがいますが、交替勤務の手当や残業代が加わるため、同年代の平均より年収が高くなることがあります。大手では班長・組長クラスで600万〜800万円程度になる例があります。

自動車のほかの職種

設計・開発(車両・エンジン・電動化) ›車そのものや、車体・エンジン・モーター・電池・ブレーキなどの部品を設計する仕事です。自動車業界の技術系社員の中心的な職種です。ソフトウェア・電子制御・自動運転 ›車を動かすソフトウェアや、自動ブレーキ、自動運転、カーナビ、スマホとの連携などを開発する仕事です。いま最も人材が足りないといわれる分野の一つです。生産技術 ›新しい車を、工場で安全に、速く、安く、高い品質でつくるための「つくり方」を考える仕事です。工場の設備やロボットのラインを設計します。品質保証・評価 ›できた車や部品が、決められた性能と安全基準を満たしているかを確かめ、お客さんの手に渡ったあとの不具合にも対応する仕事です。調達(購買) ›1台の車に使う数万点の部品と、鉄・アルミ・樹脂・半導体などの材料を、部品メーカーから買う仕事です。車の原価の大部分を占めるため、会社の利益に大きく影響します。営業・マーケティング(国内・海外) ›つくった車を、国内外の販売店(ディーラー)を通じてお客さんに届けるための仕事です。完成車メーカーの営業は、店頭でお客さんに売るのではなく、販売店や海外の販売会社を支える役割です。
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