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自動車の職種

生産技術

新しい車を、工場で安全に、速く、安く、高い品質でつくるための「つくり方」を考える仕事です。工場の設備やロボットのラインを設計します。

どんな仕事?

生産技術は、設計図に描かれた車を、工場で何十万台もつくるための方法を決める仕事です。車の工場は、鉄板を型で打ち抜いて形をつくるプレス、部品をつなぐ溶接、色をぬる塗装、エンジンやシートを取り付ける組立という、大きく4つの工程に分かれています。生産技術の担当者は、新しい車が決まると、どの工程をロボットにさせ、どこを人が担当するか、ラインの長さや速さ、必要な設備と費用を計画します。設計の段階から「この形だと溶接ロボットの腕が入らない」「部品の数を減らせばもっと早く組み立てられる」と設計者に意見を伝えることも大切です。トヨタ生産方式で知られる「必要なものを、必要なときに、必要なだけつくる」ジャスト・イン・タイムの考え方や、不具合があればラインを止めて原因を直す考え方は、世界中の工場で学ばれています。海外の工場を立ち上げるときは、現地に長く滞在して設備の据え付けと人の教育を行います。

具体的にやること

  • 新しい車の生産ラインの計画
  • ロボットや設備の選定と導入
  • 工程ごとの作業時間とコストの計算
  • 設計者へのつくりやすさの提案
  • 量産前の試作と問題の解決
  • 品質や生産性の改善
  • 海外工場の立ち上げ支援

必要な力・知識

機械・電気・制御の知識ロボットや設備の知識現場の人と協力する力コストとスピードの感覚改善を続ける根気

この職種のキャリア

入社後は工場に配属され、1〜3年目は担当工程の設備を任されて、現場の作業とトラブル対応を覚えます。4〜8年目で新しい車のラインの立ち上げを担当し、海外工場の支援で長期出張に行く人も多いです。その後は生産技術のチームリーダー、工場の部長、工場長へと進みます。

年収の目安

大手完成車メーカーでは、30代で700万〜900万円程度が目安です。海外の工場に長期出張・駐在すると手当がつきます。

自動車のほかの職種

設計・開発(車両・エンジン・電動化) ›車そのものや、車体・エンジン・モーター・電池・ブレーキなどの部品を設計する仕事です。自動車業界の技術系社員の中心的な職種です。ソフトウェア・電子制御・自動運転 ›車を動かすソフトウェアや、自動ブレーキ、自動運転、カーナビ、スマホとの連携などを開発する仕事です。いま最も人材が足りないといわれる分野の一つです。品質保証・評価 ›できた車や部品が、決められた性能と安全基準を満たしているかを確かめ、お客さんの手に渡ったあとの不具合にも対応する仕事です。調達(購買) ›1台の車に使う数万点の部品と、鉄・アルミ・樹脂・半導体などの材料を、部品メーカーから買う仕事です。車の原価の大部分を占めるため、会社の利益に大きく影響します。営業・マーケティング(国内・海外) ›つくった車を、国内外の販売店(ディーラー)を通じてお客さんに届けるための仕事です。完成車メーカーの営業は、店頭でお客さんに売るのではなく、販売店や海外の販売会社を支える役割です。工場の技能職(生産職) ›工場の製造ラインで、車体の溶接、塗装、部品の組み付け、検査などを担当する仕事です。工業高校や高専、普通科高校の卒業生が多く活躍しています。
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