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自動車の職種

調達(購買)

1台の車に使う数万点の部品と、鉄・アルミ・樹脂・半導体などの材料を、部品メーカーから買う仕事です。車の原価の大部分を占めるため、会社の利益に大きく影響します。

どんな仕事?

自動車の調達部門は、完成車メーカーのお金の使い方を左右する重要な部署です。新しい車の開発が始まると、設計部門と一緒に、それぞれの部品をどの部品メーカーに頼むかを決めます。複数の部品メーカーから見積もりをとり、品質・値段・納期・技術力を比べて選びます。量産が始まったあとは、毎年の値下げ交渉や、原材料の値上がり分をどう分担するかの話し合いを行います。2021年ごろには世界的に半導体が不足して、多くの自動車メーカーが車をつくれなくなったことがあり、部品を安定して確保することの大切さが改めて注目されました。地震や水害で部品メーカーの工場が止まると車がつくれなくなるため、2つ以上の会社から買えるようにしたり、在庫を持つ部品を見直したりするのも調達の仕事です。部品メーカーとは長い付き合いになるので、無理な値下げを押しつけるのではなく、一緒にコストを下げる工夫を考える関係づくりが求められます。

具体的にやること

  • 部品メーカーの選定と見積もり比較
  • 価格や数量の交渉
  • 設計部門との仕様の調整
  • 原材料価格の動きの確認
  • 部品の安定確保と在庫の管理
  • 災害時の部品確保の対応
  • 海外の部品メーカーの開拓

必要な力・知識

交渉力コストの分析力部品や材料の基本的な知識長い信頼関係を築く力英語(海外の取引先とのやりとり)

この職種のキャリア

1〜3年目は先輩について一部の部品の担当を任され、取引の流れと部品の知識を身につけます。4〜8年目で主要な部品や新型車の調達を担当し、海外の調達拠点に駐在する人もいます。その後は調達部の課長・部長として、部品メーカーとの関係全体を見る立場に進みます。

年収の目安

事務系総合職の給与体系で、大手完成車メーカーでは30代で700万〜950万円程度が目安です。

自動車のほかの職種

設計・開発(車両・エンジン・電動化) ›車そのものや、車体・エンジン・モーター・電池・ブレーキなどの部品を設計する仕事です。自動車業界の技術系社員の中心的な職種です。ソフトウェア・電子制御・自動運転 ›車を動かすソフトウェアや、自動ブレーキ、自動運転、カーナビ、スマホとの連携などを開発する仕事です。いま最も人材が足りないといわれる分野の一つです。生産技術 ›新しい車を、工場で安全に、速く、安く、高い品質でつくるための「つくり方」を考える仕事です。工場の設備やロボットのラインを設計します。品質保証・評価 ›できた車や部品が、決められた性能と安全基準を満たしているかを確かめ、お客さんの手に渡ったあとの不具合にも対応する仕事です。営業・マーケティング(国内・海外) ›つくった車を、国内外の販売店(ディーラー)を通じてお客さんに届けるための仕事です。完成車メーカーの営業は、店頭でお客さんに売るのではなく、販売店や海外の販売会社を支える役割です。工場の技能職(生産職) ›工場の製造ラインで、車体の溶接、塗装、部品の組み付け、検査などを担当する仕事です。工業高校や高専、普通科高校の卒業生が多く活躍しています。
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