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エネルギー(石油・再生可能エネルギー)の職種

製油所・プラントの技術者(生産技術・設備保全)

製油所で原油をガソリン、灯油、軽油、ジェット燃料、ナフサなどに分ける巨大な装置を、安全に24時間動かし続けるための技術者です。

どんな仕事?

製油所は、高さ数十メートルの塔やタンク、配管が何キロメートルも続く巨大な工場です。生産技術の担当は、原油の種類や製品の需要に合わせて、装置の温度や圧力をどう設定すれば効率よく製品を作れるかを計算し、運転の条件を決めます。設備保全の担当は、配管の腐食やポンプの劣化を検査し、数年に一度、製油所の装置を止めて行う大規模な点検(定期修理)を計画します。この定期修理には何千人もの作業員がかかわるため、工事の段取りと安全管理が欠かせません。運転部門の社員は、交代勤務で中央制御室から装置を24時間監視します。石油や高圧のガスを扱うため、事故を起こさないことが最優先で、法令に基づく検査や記録も重要な仕事です。最近は、製油所を水素や持続可能な航空燃料(SAF)を作る拠点に変える計画も進んでいます。

具体的にやること

  • 装置の運転条件の設計と最適化
  • 設備の点検・検査計画の作成
  • 定期修理の工事管理
  • トラブル時の原因調査と対策
  • 安全・環境の法令対応
  • 省エネや脱炭素の改善提案
  • 新しい燃料製造設備の検討

必要な力・知識

化学工学・機械工学の知識安全を最優先に考える慎重さ多くの協力会社をまとめる調整力データから異常を見つける力

この職種のキャリア

入社後は製油所に配属され、運転や保全の現場で装置の仕組みを体で覚えます。5年目ごろから一つの装置や工事の責任者を任され、10年目前後で係長・課長として部署をまとめます。本社の技術企画や、海外の製油所、新エネルギー事業の部署に移る人もいます。

年収の目安

大手の石油元売りでは、ENEOSホールディングスの単体平均1,069万円(2025年3月期)、出光興産995万円(2026年3月期)が目安です。交代勤務の手当がつく職場もあります。

エネルギー(石油・再生可能エネルギー)のほかの職種

資源開発(探鉱・開発・生産)エンジニア ›地下深くにある石油や天然ガスを見つけ、井戸を掘り、何十年も安全に生産し続けるための技術者です。海外の油田やガス田で働くことが多い仕事です。燃料の需給・トレーディング ›世界中から原油やLNGを買い付け、タンカーの配船を決め、製品をどこにどれだけ売るかを計画する仕事です。値段が毎日動く国際市場を相手にします。再生可能エネルギーの開発(太陽光・風力・地熱など) ›太陽光発電所や風力発電所を、どこに、どれくらいの規模で作るかを決め、地域の合意を得て、建設から運転開始までを進める仕事です。電力・燃料の営業(法人・家庭) ›工場や商業施設、家庭に電気やガス、燃料を売る仕事です。2016年の電力小売の全面自由化で、石油会社やガス会社も電気を売るようになり、競争が激しくなりました。次世代エネルギーの研究開発(水素・アンモニア・SAF・CCS) ›二酸化炭素を出さない、または減らす新しい燃料や技術を研究し、実用化する仕事です。石油会社や発電会社が力を入れている分野です。ガソリンスタンド・販売会社の運営 ›ガソリンスタンド(サービスステーション、SS)を運営し、燃料の販売に加えて洗車、車の点検、カーリースなど車にかかわるサービスを提供する仕事です。
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