ミライ図鑑ログイン
食品・飲料の職種

調達・購買・需給(原料の買い付け)

小麦、大豆、とうもろこし、砂糖、コーヒー豆、乳原料、果汁などの原料と、ペットボトルや段ボールなどの資材を、良い品質で、安く、安定して買う仕事です。

どんな仕事?

調達・購買の担当者は、商品をつくるための原料と資材を、決まった品質・値段・時期にそろえる責任を持ちます。たとえばビール会社なら麦芽やホップ、チョコレートのメーカーならカカオ豆や砂糖、ハム・ソーセージのメーカーなら豚肉を、総合商社や原料メーカーと交渉して買い付けます。原料の値段は、海外の天候不良や戦争、為替の変化で大きく動くため、先の値段をあらかじめ決めておく契約(先物や長期契約)を組み合わせて、急な値上がりのリスクを小さくします。また、一つの産地だけに頼ると、その国で不作になったときに商品がつくれなくなるため、複数の産地や取引先を確保しておきます。最近は「この原料が、児童労働や森林破壊なしにつくられたか」を確認する持続可能な調達(サステナブル調達)も大事な仕事です。生産計画と販売の見込みから必要量を計算する「需給」の担当と一緒に動くことが多い部署です。

具体的にやること

  • 原料や資材の価格交渉
  • 商社や原料メーカーとの契約
  • 為替や相場の動きの確認
  • 産地や仕入れ先の訪問
  • 必要量の計算と在庫の管理
  • 新しい仕入れ先の開拓
  • サステナブル調達の確認

必要な力・知識

交渉力為替や世界の農産物の動きへの関心数字とリスクの感覚英語(海外の取引先と話すため)社内の生産・開発部門と調整する力

この職種のキャリア

営業や生産管理を数年経験してから異動することが多い部署です。最初は資材や一部の原料の担当から始め、30代で主要な原料(小麦、乳など)の担当や海外の調達拠点の駐在を任されます。その後は購買部長や、経営企画・海外事業など全社を見る部署へ進む人もいます。

年収の目安

総合職共通の給与体系が多く、大手の30代で650万〜900万円程度が目安です。海外駐在中は手当が加わります。

食品・飲料のほかの職種

研究職(基礎研究・素材研究) ›食品の成分や、うま味・香り・食感が生まれる仕組み、健康への効果などを科学的に調べる仕事です。数年〜十数年先の新しい商品や素材につながる「種」を探します。商品開発職 ›新しい商品の味・形・パッケージの中身を決め、試作をくり返して「売れる商品」に仕上げる仕事です。研究所の技術とマーケティングの企画を、工場で毎日つくれるレシピに落とし込みます。生産管理・生産技術・工場の技術職 ›工場で毎日、同じ品質の商品を、決められた量だけ、安く安全につくるための仕事です。製造ラインの改善、設備の導入、生産計画づくりを担当します。品質保証職 ›商品が安全で、表示どおりの中身であることを保証する仕事です。食品事故を防ぐ「最後のとりで」の役割を担います。営業職(量販店営業・業務用営業) ›スーパー、コンビニ、ドラッグストア、卸売業、外食チェーンなどに、自社の商品を置いてもらう、使ってもらうための仕事です。食品業界の文系総合職の多くが最初に配属されます。マーケティング・ブランドマネージャー ›どんな商品を、誰に、いくらで、どうやって知ってもらうかを決める仕事です。ブランドの「社長」のような立場で、売上と利益に責任を持ちます。
← 食品・飲料にもどる