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食品・飲料の職種

商品開発職

新しい商品の味・形・パッケージの中身を決め、試作をくり返して「売れる商品」に仕上げる仕事です。研究所の技術とマーケティングの企画を、工場で毎日つくれるレシピに落とし込みます。

どんな仕事?

商品開発職は、マーケティング部門が決めた「こんな商品を、この値段で、この人たちに売りたい」という企画を、実際の商品に変える仕事です。たとえば「夜遅くに食べても罪悪感の少ないカップスープ」という企画が来たら、カロリーを抑えつつ満足感を出すために、具材や増粘剤の種類、塩分の量を少しずつ変えた試作品を何十種類もつくります。社内の評価パネル(味を判定する訓練を受けた社員)や消費者調査で点数をつけ、いちばん良い案をしぼります。次に工場の生産技術担当と一緒に、大きな釜やラインで同じ味が出せるかを試す「スケールアップ」を行います。家庭の台所で作るカレーと、工場で1日何万食も作るカレーでは、火の通り方も混ざり方もちがうからです。さらに品質保証部門と賞味期限の試験を行い、パッケージの表示(原材料、アレルゲン、栄養成分)を確認して発売にこぎつけます。コンビニやスーパー向けの限定商品では、小売業の担当者と直接打ち合わせることもあります。

具体的にやること

必要な力・知識

食品化学や調理の知識味の違いを感じ取る力原価やコストの感覚工場や営業など多くの人と調整する力締め切りまでに形にする段取り力

この職種のキャリア

1〜3年目は既存商品の改良(リニューアル)や、ほかの人の担当商品の試作補助から始まります。4〜7年目で新商品をまるごと一つ担当し、発売までを任されます。その後はブランド全体の開発リーダー、開発部の課長・部長へ進むほか、マーケティングや海外の開発拠点に移る人もいます。

年収の目安

大手食品メーカーでは20代で400万〜550万円、30代で600万〜850万円程度が目安です。給与は研究職や営業職と同じ体系の会社が多く、職種による大きな差はあまりありません。

食品・飲料のほかの職種

研究職(基礎研究・素材研究) ›食品の成分や、うま味・香り・食感が生まれる仕組み、健康への効果などを科学的に調べる仕事です。数年〜十数年先の新しい商品や素材につながる「種」を探します。生産管理・生産技術・工場の技術職 ›工場で毎日、同じ品質の商品を、決められた量だけ、安く安全につくるための仕事です。製造ラインの改善、設備の導入、生産計画づくりを担当します。品質保証職 ›商品が安全で、表示どおりの中身であることを保証する仕事です。食品事故を防ぐ「最後のとりで」の役割を担います。営業職(量販店営業・業務用営業) ›スーパー、コンビニ、ドラッグストア、卸売業、外食チェーンなどに、自社の商品を置いてもらう、使ってもらうための仕事です。食品業界の文系総合職の多くが最初に配属されます。マーケティング・ブランドマネージャー ›どんな商品を、誰に、いくらで、どうやって知ってもらうかを決める仕事です。ブランドの「社長」のような立場で、売上と利益に責任を持ちます。調達・購買・需給(原料の買い付け) ›小麦、大豆、とうもろこし、砂糖、コーヒー豆、乳原料、果汁などの原料と、ペットボトルや段ボールなどの資材を、良い品質で、安く、安定して買う仕事です。
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