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食品・飲料の職種

品質保証職

商品が安全で、表示どおりの中身であることを保証する仕事です。食品事故を防ぐ「最後のとりで」の役割を担います。

どんな仕事?

品質保証(QA)は、商品が「安全」「表示どおり」「いつも同じ品質」であることを保証する部門です。たとえば、工場から出荷する前に、菌が基準以下か、塩分が決めた量か、異物が入っていないかを検査します。原料についても、海外の農場や原料メーカーの工場を訪れて、衛生や管理の状態を確かめる「監査」を行います。新商品のパッケージでは、原材料の順番、アレルギー物質(卵・乳・小麦・えび・かに・くるみ・そば・落花生の8品目が表示義務)、栄養成分、賞味期限などが法律どおりかをチェックします。お客様相談室から「変な味がした」「異物が入っていた」という連絡が来たら、商品を回収して原因を調べ、工場に再発防止策を求めます。最悪の場合は自主回収の判断に関わり、新聞やホームページでのお知らせも担当します。会社の信頼を守るため、営業や開発から「早く出したい」と言われても、安全のためには止める勇気が必要な仕事です。

具体的にやること

  • 微生物や成分の検査
  • 原料メーカーや委託工場の監査
  • パッケージの表示チェック
  • お客様の苦情の原因調査
  • 食品関連の法律や規格の確認
  • ISOやFSSC22000など認証の維持
  • 回収(リコール)の判断と対応

必要な力・知識

微生物学・食品衛生学の知識食品表示法など法律の理解細かいミスに気づく注意力言いにくいことを伝える力原因を論理的に追う力

この職種のキャリア

1〜3年目は工場の品質管理担当として検査や記録の管理を覚えます。4〜8年目で本社の品質保証部に移り、複数の工場や委託先の監査、表示の審査を担当します。その後は品質保証部の課長・部長、海外拠点の品質責任者、全社の品質や安全の責任者へ進みます。

年収の目安

給与体系はほかの総合職と同じ会社が多く、大手では30代で600万〜850万円程度が目安です。

食品・飲料のほかの職種

研究職(基礎研究・素材研究) ›食品の成分や、うま味・香り・食感が生まれる仕組み、健康への効果などを科学的に調べる仕事です。数年〜十数年先の新しい商品や素材につながる「種」を探します。商品開発職 ›新しい商品の味・形・パッケージの中身を決め、試作をくり返して「売れる商品」に仕上げる仕事です。研究所の技術とマーケティングの企画を、工場で毎日つくれるレシピに落とし込みます。生産管理・生産技術・工場の技術職 ›工場で毎日、同じ品質の商品を、決められた量だけ、安く安全につくるための仕事です。製造ラインの改善、設備の導入、生産計画づくりを担当します。営業職(量販店営業・業務用営業) ›スーパー、コンビニ、ドラッグストア、卸売業、外食チェーンなどに、自社の商品を置いてもらう、使ってもらうための仕事です。食品業界の文系総合職の多くが最初に配属されます。マーケティング・ブランドマネージャー ›どんな商品を、誰に、いくらで、どうやって知ってもらうかを決める仕事です。ブランドの「社長」のような立場で、売上と利益に責任を持ちます。調達・購買・需給(原料の買い付け) ›小麦、大豆、とうもろこし、砂糖、コーヒー豆、乳原料、果汁などの原料と、ペットボトルや段ボールなどの資材を、良い品質で、安く、安定して買う仕事です。
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