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経理の担当

年次決算・開示

1年間の成績をまとめて、決算書(貸借対照表や損益計算書など)を作る担当です。上場企業では、決算短信や有価証券報告書として投資家に公開します。

どんな仕事?

年次決算は、1年間の会社の成績表と財産の一覧表を作る、経理でいちばん大きな仕事です。たとえば、3月が決算月の会社なら、4月から5月にかけて、1年分の売上や費用、持っている現金や建物、借金などをすべて確定させます。作るのは、会社の財産と借金を表す貸借対照表、1年間のもうけを表す損益計算書、お金の流れを表すキャッシュ・フロー計算書などです。上場企業では、公認会計士による監査を受け、決算の数字が正しいことを確かめてもらいます。監査法人の会計士から「この数字の根拠を見せてください」と質問が来るので、資料をそろえて説明します。決算の数字が固まると、証券取引所に決算短信を出して発表し、その後、有価証券報告書という詳しい報告書を作って公開します。東京証券取引所のプライム市場に上場している会社では、2025年4月から決算情報などの英文での開示も義務になりました。

具体的にやること

必要な力・知識

会計基準(日本基準やIFRS)の知識日商簿記2級〜1級レベルの知識監査法人に説明する力長い文書を正確に作る力決算スケジュールを管理する力

この担当のキャリア

年次決算は、日々の仕訳と月次決算を経験した中堅以上の社員が中心になって担当します。最初は決算書の一部の数字を担当し、やがて決算全体のとりまとめや有価証券報告書の作成を任されます。開示の経験は転職市場で評価が高く、上場準備中のベンチャー企業などで経理責任者として迎えられる人もいます。

年収の目安

年次決算や開示を担当できる経理は、30代で500万〜700万円ほどが目安です。上場企業の開示の経験があると、転職で年収が上がるケースもあります。

経理のほかの担当

日々の仕訳・記帳 ›会社で起きたお金の出来事を、簿記のルールで帳簿に記録する担当です。経理の仕事の土台で、ここが正確でないと決算書も正しく作れません。売掛金・買掛金の管理(債権債務) ›商品を売ったのにまだもらっていないお金(売掛金)と、買ったのにまだ払っていないお金(買掛金)を管理する担当です。お金がきちんと入ってきているか、払い忘れがないかを見張ります。月次決算 ›毎月の終わりに帳簿を締めて、その月の売上や利益を計算する担当です。経営陣は月次決算の数字を見て、次の作戦を考えます。税務 ›会社が払う法人税や消費税などを計算して、税務署に申告する担当です。税理士と協力しながら、ルールどおりに、払いすぎもしないように税金を計算します。管理会計・予算管理 ›会社の中の判断に使うための数字を作る担当です。部署ごと、商品ごとのもうけを計算し、来年の予算を立てて、計画どおりに進んでいるかを確認します。原価計算(メーカー) ›メーカーで、製品を1個作るのにいくらかかったかを計算する担当です。材料費、工場で働く人の人件費、機械の電気代などを製品ごとに割り振ります。連結決算 ›親会社と子会社をまとめて、グループ全体を一つの会社とみなした決算書を作る担当です。上場企業の多くでは連結決算が中心になります。固定資産・経理システム ›建物や機械、パソコンなど長く使う資産を管理する担当と、会計ソフトやシステムを整える担当です。経理の効率を上げる裏方として重要です。
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