ミライ図鑑ログイン
経理の担当

連結決算

親会社と子会社をまとめて、グループ全体を一つの会社とみなした決算書を作る担当です。上場企業の多くでは連結決算が中心になります。

どんな仕事?

大きな会社は、国内や海外にたくさんの子会社を持っています。たとえば、ある食品メーカーが、飲料を作る子会社、物流の子会社、アメリカの販売子会社を持っていたら、投資家はグループ全体の成績を知りたいと考えます。連結決算では、各社の決算書を集めて合計し、グループの中での取引を消します。たとえば、親会社が子会社に100万円の商品を売っていたら、グループ全体で見れば「自分のポケットから自分のポケットへ移しただけ」なので、その売上と仕入れを相殺します。海外子会社の数字はドルやユーロで作られているので、為替レートで円に換算します。子会社の経理担当者から数字を集めるために連結パッケージという決まった様式を配り、締め切りまでに送ってもらいます。国際的な会計基準であるIFRSを使う会社もあり、高い専門性が求められます。

具体的にやること

必要な力・知識

連結会計の知識(日商簿記1級レベル)IFRSなど国際的な会計基準の知識英語(海外子会社とのやりとり)グループ全体のスケジュール管理力システムを使いこなす力

この担当のキャリア

連結決算は、単体の決算を経験した人が次に進む分野です。最初は特定の子会社のデータの確認から始め、やがて連結決算全体をとりまとめるようになります。連結とIFRSの経験は転職市場で高く評価され、経理の中でもキャリアの選択肢が広がる分野です。海外子会社の経理として駐在する人もいます。

年収の目安

連結決算の経験者は、30代で600万〜800万円ほどが目安です。英語やIFRSの経験があると、さらに高い年収で転職できることもあります。

経理のほかの担当

日々の仕訳・記帳 ›会社で起きたお金の出来事を、簿記のルールで帳簿に記録する担当です。経理の仕事の土台で、ここが正確でないと決算書も正しく作れません。売掛金・買掛金の管理(債権債務) ›商品を売ったのにまだもらっていないお金(売掛金)と、買ったのにまだ払っていないお金(買掛金)を管理する担当です。お金がきちんと入ってきているか、払い忘れがないかを見張ります。月次決算 ›毎月の終わりに帳簿を締めて、その月の売上や利益を計算する担当です。経営陣は月次決算の数字を見て、次の作戦を考えます。年次決算・開示 ›1年間の成績をまとめて、決算書(貸借対照表や損益計算書など)を作る担当です。上場企業では、決算短信や有価証券報告書として投資家に公開します。税務 ›会社が払う法人税や消費税などを計算して、税務署に申告する担当です。税理士と協力しながら、ルールどおりに、払いすぎもしないように税金を計算します。管理会計・予算管理 ›会社の中の判断に使うための数字を作る担当です。部署ごと、商品ごとのもうけを計算し、来年の予算を立てて、計画どおりに進んでいるかを確認します。原価計算(メーカー) ›メーカーで、製品を1個作るのにいくらかかったかを計算する担当です。材料費、工場で働く人の人件費、機械の電気代などを製品ごとに割り振ります。固定資産・経理システム ›建物や機械、パソコンなど長く使う資産を管理する担当と、会計ソフトやシステムを整える担当です。経理の効率を上げる裏方として重要です。
← 経理にもどる