中学生から就活生まで。
仕事と会社と大学を、わかる言葉で。
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同じ高校の先輩たちが、どんな大学に進んだか。その実績から、いまの順位から考えられる進学先・就職先、40歳の年収と生涯年収の目安を出します。順位を動かすと、未来がどう変わるかも見られます。
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学年順位から「学年の上位何%か」を出し、同じくらいの位置にいた先輩たちの進学先を確率で表示します。上位の人ほど順位どおりの進学先に進みやすいとして計算しています。浪人した先輩は、上位にも下位にもいるため計算から外しています。
高校が出す「合格者数」は1人が何校も受かると重複するため、上位の帯から順に、同じ帯での複数合格と、上の帯に進んだ人の滑り止め合格を差し引いて、実際の進学者数を推定しています。
就職先は、大学帯ごとに「トップ企業・大手・中堅・中小」に入る割合と、業界の割合から計算します。生涯年収は22〜64歳の給与の合計(退職金は含まない)で、下の表はいまの仮の値です。各社の有価証券報告書の平均年収と、厚生労働省の賃金統計に置き換えていきます。
選ぶたびに、予想がその場で変わります。
行動ごとの効果は、就職実績の傾向をもとにした目安です。実際は本人しだいで大きく変わります。
文理選択は、高1〜高2のうちに決めることが多い選択です。ここで選んだ方によって、高校で受ける授業と受験科目が変わり、行ける学部が変わります。学部が変われば、大学での時間割や過ごし方、就職するときに選べる仕事、そしてその後の働き方まで変わっていきます。どちらが上ということはありません。それぞれで身につく力と大変なところを比べて、自分に合う方を考えてみましょう。
学部の名前だけでは、何をするのかはわかりにくいものです。タップすると授業や4年間の流れ、進路まで見られます。
仕事のことを知るのは、ふつうは就活のときです。でも、なるための道が高校の文理選択や学部選びで決まる仕事もあります。
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警察官は、事件や事故から人々を守り、地域の安全を保つ仕事です。都道府県ごとに置かれた「都道府県警察」(東京なら警視庁、大阪なら大阪府警察)の地方公務員として働く人がほとんどで、その数は全国で約26万人(2026年度の定員)です。交番でのパトロールや道案内、交通違反の取り締まり、犯人を捜す捜査、大きなイベントの警備、インターネット上の犯罪の捜査など、仕事の種類はとても多いです。高校卒業でも大学卒業でも受験でき、採用後は全員が「巡査」からスタートし、昇任試験に合格して階級を上げていきます。
高校3年(III類)か大学3〜4年(I類)で受験。文理どちらでもよく、体力づくりは早いほど有利
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交番や捜査班をまとめる現場の中核で、難しい事件の処理や部下の指導を任されます。警部補として4年以上などの条件を満たすと警部の昇任試験を受けられます。
警察署の課長や警察本部の係長として組織を管理する立場で、管理職手当がつきます。警視へは試験ではなく、勤務実績にもとづく選考で昇任するのが一般的です。
警察署長や警察本部の課長として、数百人規模の組織を率います。さらに上の警視正になると、身分が国家公務員(地方警務官)に変わります。
年収は目安です。会社や地域、本人の働き方で大きく変わります。
都道府県警察の採用試験に合格した人で、警察官のほとんどがこのタイプです。全員が巡査からスタートし、交番での現場経験を積みながら昇任試験で階級を上げていきます。異動は基本的にその都道府県の中だけなので、地元に根づいて働けます。刑事、交通、生活安全など、自分の得意分野をきわめるキャリアを選べます。
良いところ地元で長く働ける、現場の仕事を深くきわめられる、試験で着実に昇任できる
大変なところ昇任のたびに試験勉強が必要、夜勤や呼び出しがある
国家公務員総合職試験に合格し、警察庁に採用された人です。警部補からスタートし、研修や交番実習を経て、20代のうちに警部、30代で都道府県警察の幹部(課長や部長)を務めることもあります。全国への転勤が多く、警察の制度づくりや法律の改正、国際的な捜査協力など、国全体の仕事を担当します。採用人数は毎年ごく少数です。
良いところ若いうちから大きな組織を動かせる、国全体の政策にかかわれる
情報処理や会計、語学などの専門知識を持つ人を対象にした採用です。たとえば、サイバー犯罪捜査官は、ITエンジニアとして働いた経験がある人が採用され、ハッキングやネット詐欺の捜査を担当します。財務捜査官は、会計の知識を使って、会社のお金の流れから詐欺や脱税にかかわる事件を調べます。民間での経験年数によっては、巡査部長や警部補など上の階級で採用されることもあります。
良いところ自分の専門をそのまま生かせる、即戦力として期待される
大変なところ専門分野の部署に長く配属されやすい、警察学校での訓練は一般採用と同じく受ける
東京都を担当する日本最大の警察組織です。首都の治安維持に加え、皇居や国会、外国大使館の警備など、国の中心を守る仕事もあります。
実務2年目でI類 約657万円、III類 約605万円(警視庁の年収例)大阪府を担当する、警視庁に次ぐ規模の警察です。繁華街や国際的なイベントの警備、特殊詐欺の捜査などを行います。
横浜・川崎などの大都市と、港や観光地をかかえる県の警察です。受験年齢の上限を35歳まで広げています。
名古屋市を中心とした愛知県を担当します。自動車の多い地域のため、交通事故対策にも力を入れています。
人口の多い埼玉県を担当する警察で、警察官1人あたりが担当する人口が多いことで知られます。
日本一広い面積を担当する警察で、札幌などの都市部から、山や海の駐在所まで勤務地がさまざまです。
九州最大の都市・福岡を中心に担当する警察で、暴力団対策や国際犯罪への対応にも力を入れています。
全国の警察の制度づくりや調整、国際的な捜査協力を担当する国の役所です。国家公務員総合職試験の合格者が採用されます。
天皇・皇族の護衛や皇居・御所の警備を担当する警察です。皇宮護衛官という専門の職員が勤務します。
DNA鑑定や薬物分析、筆跡や音声の鑑定などを行う研究所で、理系の研究員が科学の力で捜査を支えます。
警察は会社ではないので、商品を売ってもうけることはありません。警察の活動にかかるお金は、ほぼすべて税金でまかなわれています。都道府県警察の警察官の給料やパトカー、警察署の建物などのお金は、主に都道府県の予算(住民税や国からの交付金など)から出ています。たとえば、みなさんの家族が払っている住民税や、買い物のときの消費税の一部が、交番のおまわりさんの給料や110番のシステムに使われているということです。一方、警察庁や、全国的なテロ対策・広域捜査などに使う装備のお金は国の予算から出ています。お金をかせぐ仕事ではないからこそ、「税金に見合う安全を届けているか」が厳しく問われます。
交通違反で払う反則金は、警察の収入になるわけではありません。いったん国に納められ、「交通安全対策特別交付金」として都道府県や市町村に配られ、ガードレールや信号機、カーブミラーの設置に使われます。
事件を見た人や被害者が110番に電話すると、警察本部の通信指令室につながります。指令室は場所と内容を聞き取り、近くのパトカーや交番に無線で指令を出します。
交番やパトカーの警察官が現場に駆けつけ、けが人の救護、犯人の確保、現場の保存を行います。最初の数分の対応が、事件解決の大きなカギになります。
鑑識係が指紋や足あと、DNAのもとになる物を集め、刑事が防犯カメラ映像や目撃者の話を集めます。たとえば、近くのコンビニや駅のカメラ映像を一つずつ確認します。
集めた証拠から容疑者を特定し、裁判官に逮捕状を請求して逮捕します。逮捕後48時間以内に検察官へ事件を送る決まりがあります。
取り調べで話を聞き、供述調書や捜査報告書など大量の書類を作ります。証拠と話の内容が一致するかを細かく確認します。
事件の書類と証拠を検察官に送ります。検察官が起訴するかどうかを決め、起訴されれば裁判で有罪か無罪かが判断されます。
数的処理、判断推理、文章理解などの一般知能と、社会・人文・自然科学の一般知識が出題されます。警視庁ではSPI3(択一式70題、1時間10分)を選ぶこともできます。
「警察官として大切にしたいこと」「地域の安全を守るために必要なこと」などのテーマで、800字程度を1時間で書きます。自分の考えを筋道立てて書く力と、警察の仕事への理解が見られます。
志望動機や、これまでの経験、困難の乗りこえ方などを聞かれます。配点が最も高く、合否を大きく左右します。
警視庁では腕立て伏せ、バーピーテスト、上体起こし、反復横とびなどを行います。警察官として必要な最低限の体力があるかを確認します。
胸部X線、血液・尿検査、視力・色覚などの健康状態を確認し、性格検査などで警察官としての適性を見ます。
出勤して、警察署の道場で柔道や剣道の朝練習をします(警視庁の交番勤務・日勤の例)
署長や上司から、最近起きた事件や注意点の連絡を受けます
交番に着き、夜勤明けのチームと交替して、夜のあいだの出来事を引き継ぎます
担当区域の家や会社を訪ねる巡回連絡と、自転車でのパトロールを行います
交番で交替しながら昼食をとります
交差点で信号無視や一時不停止の取り締まりをします
110番通報で、車上ねらい(車の中の物を盗む事件)の現場に駆けつけ、被害届を受理します
夜勤のチームと交替し、警察署に戻ります
受理した事件の書類を作り、会計係に拾得物などを引き継ぎます
退庁します。翌日は夜勤、その次は夜勤明け(非番)、その次は休み(週休)というサイクルで回ります
警察官は、警察法という法律にもとづいて、人々の命や財産を守り、犯罪を防ぎ、捜査し、交通の安全を保つ公務員です。日本の警察は、国の機関である「警察庁」と、47の「都道府県警察」でできています。みなさんが交番や街で見かける警察官は、ほとんどが都道府県警察の職員で、身分は地方公務員です。都道府県警察の警察官は全国で約26万人(2026年度の定員)、そのうち女性警察官は約3万3千人で12.8%と年々増えています。仕事は「事件を解決する」だけでなく、「事件が起きないようにする」ことにも大きな比重があります。
都道府県警察の警察官は約26万人で、人口およそ470人に1人の割合です。女性警察官は2017年度の8.9%から2026年度の12.8%まで増えており、2025年度の新規採用者のうち25.8%が女性でした。警部以上の幹部になった女性も949人(2026年度)と、10年前の2倍以上になっています。
警察官になるには、働きたい都道府県警察の採用試験を受けて合格するのが基本です。採用区分は、警視庁では大学卒業程度の「I類」と、高校卒業程度の「III類」に分かれています(県によっては「A区分・B区分」「大卒程度・高卒程度」などと呼びます)。年齢の上限は県によって違い、警視庁や神奈川県警、埼玉県警などは35歳まで受験できます。もう一つのルートとして、国家公務員総合職試験に合格して警察庁に採用される「キャリア」の道もありますが、こちらは人数がとても少なく、警察全体の管理や政策づくりが中心の仕事になります。
柔道・剣道の実力者を採る武道指導、語学(英語・中国語・ベトナム語など)が得意な人、情報処理の資格を持つサイバー犯罪捜査官、会計の知識がある財務捜査官、ヘリコプターの操縦士・整備士など、特別な採用枠を設けている県もあります。たとえば、ITが得意な高校生が大学で情報系を学び、サイバー犯罪捜査官として採用されるという道もあります。
採用試験は、学力を見る筆記試験と、人物や体力を見る試験の組み合わせです。警視庁の場合、1次試験は「教養試験」か「SPI3」(民間企業の就職試験でよく使われる適性検査)を出願時に選び、さらに800字程度の論文を1時間で書きます。2次試験では面接(人物試験)、身体検査、適性検査、体力検査が行われます。体力検査の種目は、腕立て伏せ、バーピーテスト(しゃがむ・跳ぶをくり返す運動)、上体起こし、反復横とびなどです。合否で最も重視されるのは面接で、「なぜ警察官になりたいのか」「どんな警察官になりたいのか」を自分の言葉で話せるかが問われます。
教養試験は、数的処理(文章題や図形の問題)、判断推理(パズルのような論理問題)、文章理解(現代文・英文の読解)などの「一般知能」と、政治・経済・日本史・世界史・地理・物理・化学・生物などの「一般知識」から出題されます。一般知能が全体の半分以上を占めるので、ここを得点源にするのが基本です。高校の授業の内容が土台になるので、たとえば数学の場合の数や確率、国語の読解をしっかり身につけておくと有利です。
面接では、志望動機のほかに、部活動やアルバイトでの経験、困難をどう乗りこえたか、チームでどんな役割をしたかなどを聞かれます。たとえば「部活でキャプテンとして部員の意見をまとめた」「アルバイトでクレームに落ち着いて対応した」といった具体的なエピソードがあると話しやすくなります。うそやごまかしは警察官として致命的なので、誠実に答えることが何より大切です。
警察の仕事は、大きく分けて地域、刑事、生活安全、交通、警備、警務・総務の部門に分かれています。さらに地域ごとの警察署と、都道府県ごとの警察本部があり、警察本部には捜査一課や機動隊、科学捜査研究所、サイバー犯罪対策課などの専門部署が集まっています。警察学校を出ると全員が地域部門(交番)からスタートし、本人の希望や適性、上司の評価によって専門部門へ異動します。数年ごとに異動があり、同じ人が刑事と交通、警務など複数の部門を経験することもめずらしくありません。
警察署は担当区域の事件・事故に対応する「現場の拠点」で、刑事課・交通課・生活安全課・地域課などがそろっています。警察本部は県全体を担当する「司令塔」で、大きな事件や複数の署にまたがる事件、専門的な捜査を担当します。たとえば、ある町で起きた殺人事件では、警察署に「捜査本部」が置かれ、警察本部の捜査一課の刑事と署の刑事がいっしょに捜査します。
警察には警察官のほかに、警察行政職員(事務)、科学捜査研究所の研究員(DNA鑑定や薬物分析を行う理系の専門職)、通訳、少年補導職員などもいます。たとえば、理系の大学で化学や生物を学んで、科捜研の研究員として事件解決にかかわる道もあります。
海に面した県の警察には警察用の船舶(警備艇)を使う水上警察の部署があり、各県警には事件や災害時に飛ぶ警察ヘリコプターの航空隊もあります。ヘリコプターの操縦士や整備士は、専門の採用や部内の選抜・訓練で育てられます。
警察官の給料は「公安職」という、一般の事務職の公務員より高めに設定された給料表で決まります。これに、夜勤や休日出勤の手当、地域手当(物価の高い地域ほど多い)、扶養手当、住居手当などが加わり、年2回のボーナス(期末・勤勉手当)も出ます。総務省の調査(2025年)では、警察職の平均給与月額は494,513円(平均年齢39.4歳、手当を含む)で、ボーナスを加えると年収はおよそ750万円前後が目安です。警視庁の初任給は、I類が321,900円、III類が279,400円(2026年1月時点、地域手当20%を含む)で、同じ年の事務職の公務員より月に3万〜4万円ほど高くなっています。
警視庁の年収例では、実務2年目でI類が約657万円、III類が約605万円です。たとえば、同じ大卒2年目の民間企業の会社員と比べると高い水準で、警察官の大きな魅力のひとつです。ただし、これは夜勤や手当を含めた金額で、勤務のきつさに対する対価でもあります。
給料は階級と勤続年数で決まるので、昇任試験に合格するほど年収が上がります。たとえば警部になると管理職手当がつくようになり、年収は800万〜900万円台が目安になります。退職金も公務員の制度で支払われ、長く勤めると大きな額になります。
警察官のやりがいは、目の前の人を直接助けられることです。迷子の子どもを保護者のもとへ送り届けたり、詐欺にあいそうなお年寄りを銀行の窓口で止めたり、逃げた犯人を捕まえて被害者に「ありがとう」と言われたりする瞬間は、この仕事ならではです。また、どんな学歴でも同じ巡査からスタートし、自分の努力と試験で階級を上げていけるため、「がんばりが目に見える」仕事でもあります。
交番の警察官は、地域の人の名前や顔を覚え、住民からも「いつものおまわりさん」として頼られるようになります。たとえば、通学路で毎朝あいさつしていた小学生が、大きくなって「警察官になりたい」と言ってくれることもあります。
刑事として何か月も追いかけた事件の犯人を逮捕できたときの達成感は、とても大きいといわれます。被害者や遺族にとって、事件が解決することは生活を立て直す第一歩になります。
公務員なので、会社の倒産やリストラの心配がほとんどなく、給料も景気に左右されにくいです。育児休業や介護休暇などの制度も整っており、長く働き続けやすい環境です。
警察官の仕事は、昼夜を問わず事件や事故が起きるため、夜勤や休日の呼び出しがあります。警視庁の地域警察官は「日勤→夜勤→夜勤明け→休み」の4交替制で、夜勤では交番で仮眠を取りながら朝まで対応します。大きな事件が起きると何日も帰れないこともあります。また、事故現場でけがをした人や亡くなった人を見たり、酔っぱらいやトラブルの相手から暴言を受けたりすることもあり、心の強さも必要です。
警察は階級で動く組織なので、上司の指示には従うのが基本で、あいさつや身だしなみなどの規律も厳しいです。たとえば、部活の上下関係をさらに厳しくしたようなイメージです。若いうちは寮で生活することも多く、プライベートとの区別がつきにくいと感じる人もいます。
昇任するには何度も試験を受けなければならず、仕事をしながら法律の勉強を続ける必要があります。合格しないと同期との差が開くこともあり、プレッシャーを感じる人もいます。
警察官は勤務時間外でも「警察官としてふさわしい行動」が求められ、飲酒運転などの不祥事は大きく報道されます。また、居住地や旅行先を届け出る決まりがある県もあり、自由に動きにくい面があります。
警察官に向いているのは、困っている人を放っておけない人、ルールを守ることを大切にできる人、体を動かすのが好きな人です。また、知らない人とも落ち着いて話せる人、長い時間ねばり強く取り組める人も向いています。頭のよさだけでなく、とっさの判断力や、つらい場面でも感情をコントロールする力が求められます。
部活動で毎日練習を続けてきた人、委員会や生徒会でみんなをまとめた経験がある人、アルバイトで接客をしてきた人などは、その経験が警察の仕事に生きます。たとえば、運動部で鍛えた体力は警察学校の訓練で、接客経験は交番での道案内や相談対応で役に立ちます。
夜型の生活がどうしても無理な人、上下関係や決まりごとが苦手な人、人とのトラブルを避けたい人は、最初はつらく感じるかもしれません。ただし、警察には内勤や専門職など多様な働き方があるので、自分に合う部門を見つける人も多いです。
高校生のうちにできる一番の準備は、体力づくりと、教養試験の土台になる基礎学力をつけることです。毎日のランニングや筋トレで体力をつけておくと、体力検査だけでなく警察学校の訓練でもずっと楽になります。教養試験には高校の国語・数学・社会・理科の内容が出るので、授業をしっかり受けることがそのまま試験対策になります。柔道・剣道の段位は、資格経歴として加点される県もあります。
警察官は文系・理系どちらからでもなれます。刑事や警務をめざすなら法学部、サイバー犯罪捜査官をめざすなら情報系、科捜研の研究員をめざすなら化学や生物などの理系学部に進む人が多いです。高卒で受験する場合は、教養試験で幅広い科目が出るので、苦手科目を作らないことが大切です。
地域の防犯ボランティアや、学校の防犯教室に参加するのもよい経験です。たとえば、自転車の鍵をかける、SNSに自宅がわかる写真をあげない、といった身近な防犯の考え方を知っておくと、警察の仕事への理解が深まります。
警察官の勤め先は、47の都道府県警察と、国の警察庁、皇宮警察(天皇・皇族の護衛をする組織)です。都道府県警察の中では、警視庁(東京都)が全国で最大の組織で、大阪府警察、神奈川県警察、愛知県警察、埼玉県警察などが大規模な警察です。どこの県で働くかによって、扱う事件の種類や異動の範囲が変わります。たとえば、大都市の警察では繁華街のトラブルや国際的な事件が多く、地方の警察では駐在所で地域に密着した仕事をする機会が多くなります。
採用されるとその都道府県の中で異動するので、地元で働きたいか、大都市で働きたいかで受験先を選ぶ人が多いです。複数の都道府県警察を併願することも可能で、試験日が重ならなければいくつか受けられます。
海の安全を守る海上保安官(海上保安庁)、麻薬を取り締まる麻薬取締官(厚生労働省)、刑務所で働く刑務官(法務省)なども、警察と近い仕事です。たとえば、海が好きなら海上保安官、薬学を学びたいなら麻薬取締官という選び方もあります。
以前は身長や体重の基準がありましたが、現在は多くの都道府県で身長・体重の基準をなくし、「職務遂行に支障がないこと」としています。視力は矯正視力(メガネやコンタクトレンズを使った視力)で基準を満たせばよいところがほとんどです。くわしい条件は受験する県の募集要項で確認しましょう。
はい、高校3年生のときにIII類(高卒程度)の試験を受けることができます。合格すれば卒業後の春に採用され、警察学校に入ります。年齢の上限があるので、受験できる年齢を募集要項で確認しておきましょう。
なれます。女性警察官は全国で約3万3千人(2026年度)おり、刑事、白バイ、機動隊、SP、鑑識など、さまざまな部門で女性が活躍しています。性犯罪の被害者への対応など、女性警察官が特に必要とされる場面も多いです。
朝6時ごろ起床し、点呼、授業、柔道・剣道、逮捕術、体力訓練などで1日が埋まる全寮制の生活です。最初は慣れずに大変と感じる人が多いですが、同期と励まし合いながら乗りこえていきます。給料をもらいながら学べるので、「学校」というより「仕事の一部」です。
採用時に必須ではない県もありますが、パトカーの運転などで必要になるため、警察学校在学中や採用後に取得するよう求められます。高校卒業前後に普通自動車免許をとっておくと安心です。
拳銃は勤務中に携帯しますが、実際に撃つことはほとんどありません。警察学校や定期的な訓練で射撃を練習し、法律で決められたごく限られた場面でだけ使うことが許されています。
なれます。採用試験は文理を問わず、理系の知識は教養試験の自然科学で役に立ちます。また、サイバー犯罪捜査官や科学捜査研究所の研究員など、理系の専門性を生かせる仕事も増えています。
年収について:総務省「地方公務員給与実態調査」(2025年)の警察職の平均給与月額は494,513円(平均年齢39.4歳、各種手当を含む)で、これに年4か月分以上の期末・勤勉手当(ボーナス)を足して計算した目安です。警視庁の年収例は実務2年目でI類 約657万円、III類 約605万円です(2026年1月時点の警視庁採用サイト、地域手当20%を含む)。都道府県によって地域手当が違うため差があります。
数字はすべて公開データにもとづく目安です。出典は出典・サイトポリシーにまとめています。
社名だけでは何の会社かわかりません。業界タグと、何をしている会社かを見てみましょう。タップすると詳しく見られます。